私大入試の結果が出ました、なう。 [大学受験]
2月は逃げる、などと言いますが、本当にあっという間に過ぎて、さらには3月までも終わりが近づいてきていますね。
わがムスメ、全部で5大学7学部の私大を受験いたしましたので、通常に比べてさらに忙しい2月、「逃げるどころか一瞬で消え去った。」という印象でした。
「入試日、弁当、入試日、弁当、発表、入試日、振り込み、休み、発表」、とこんな感じで、カスタネットでも叩きながら声に出してみたら、なんとも素敵なリズムになりそうな日程です。
本人は受験するだけでよいかもしれませんが、親は入試日にはお弁当も用意しなくてはなりませんので。
しかし、実際この「入試日程の波」に乗ってどんぶらこどんぶらこと流れていくのは本当に慌ただしく、実際に受験するムスメまでもが、「あれ? 今日はどの大学の入試だっけ?」なんて、まるで売れっ子芸能人のスケジュールのようでございました。
各大学の入試開始時間に合わせて、交通機関の乗り換えを考えるのも少々負担だったようで、(ああ、複雑な東京の路線図よ……。)家に帰ってくると、しばらくグッタリした様子で無口に。
緊張を強いられる日々、ムスメの精神的な負担はいかほどであったか、と思うと込み上げてくるものがありました。
本人は、「先の見えない浪人生活よりは全然つらくない。」と言っておりましたので、怒涛(どとう)の忙しさは若さでカバーできたのかも。対して、めっきり体力のおとろえた母は、ムスメを送り出してからマッサージチェアーに揉まれ、受験の成功を祈るばかりでしたが。
そして、この原稿を書いていた本日、私大入試はすべて終了し、結果も判明いたしました。
7学部中、6学部合格。
おおお、すごいすごい、努力した甲斐があったじゃないか!
現役時代の不本意な受験結果、友人のいない浪人生活、伸び悩んだ成績……。
私の脳裏に、この一年間の浪人生活が浮かんでは消え浮かんでは消え……。
そういえば、我々親世代の合格発表は大学に合格者の受験番号を掲示、または電報で合否通知、というのが主だったのですが、今の時代は電話による合否自動応答システムも多くなってますね。
電話をして自分の受験番号を入力すると、合否を教えてくれるのです。
ムスメもこの方法で結果を知りましたが、合格の場合も、「合格です。」と無機質に言われるだけで、「特にファンファーレが鳴るわけじゃないんだね……。」とがっかりしてました。
そして、唯一不合格だったのは、願書を出し忘れてバタバタした大学だったので、「縁がないというのはこういうことなのかもね……。」と力なく母娘で笑いました。(笑い話にできるくらいには、気持ちが回復したと思うことにします。)
さあ、あとは長かった浪人生活の最後を締めくくる国立大学の発表を待つばかり。
合格か不合格か、4月からはどの大学に通うことになるのか?
あああ、本当にドキドキします……。
(筆者:おぐらなおみ)