中学受験を目指す小学5年生 学力以外のものさしで志望校の再検討を

中学受験を目指す小学5年生 学力以外のものさしで志望校の再検討を中学受験を考えている場合、昨年の12月に模擬試験を受けた小学5年生は多いだろう。その結果、偏差値や、現時点での志望校の合格可能性が見えてきて、志望校を変えるべきかと悩んでいる保護者も多いことだろう。ベネッセ教育情報サイトが、森上教育研究所の森上展安氏からアドバイスを受けた。***小学5年生の今の時期、偏差値55以上であれば、中学受験の勉強に十分ついていっている状態、50以下は、教科や単元によってはついていけていない状態といえます。ただし、ついていけないから勉強に向いていないかというと、そうともいえません。学ぶ素養はあっても、精神的に幼くて気持ちが乗らない、勉強することと目標がつながらず意欲がわかない、といったケースが多いようです。そんな場合は、現在の学力でも合格が見えやすく、お子さまの長所を伸ばしてくれそうな高校を見つけておくことです。遠すぎない目標を設定し、学校生活へのさまざまな期待を膨らませてあげてください。難関校を受けるか受けないかはいつでも決められますが、学力以外の価値観に照らして、お子さまにぴったりと思われる学校を見つけるのは時間がかかりますので、今はむしろそちらに注力すべきです。保護者のかたは偏差値以外のものさしをいくつも持って、広い視野でお子さまの志望校の再検討をしていただきたいと思います。志望校選びとは、結局「子どもの将来に何が必要か」という、保護者のかたの価値観そのものといえるかもしれません。適性検査や面接のみ、英語のみの試験など、中学入試の選抜法も多様化しつつあります。学校側でも、偏差値だけでなく、さまざまなものさしを用意して、才能ある生徒を獲得しようとしているわけです。志望校と同時に、お子さまが力を発揮できそうな入試を検討し、準備を始めることも大切です。この機会に、お子さまの学習法とともに志望校を見直し、この1年でどんな力を付けていくべきかをじっくり考えてください。「人が何と言おうと、ここがよい」と、保護者のかたも本人も思える志望校が見つかると、勉強への意欲も変わってきます。

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