もしも願いがかなうなら……。なう。[おぐらなおみの「もういちど受験なう。」~浪人・再チャレンジ編~]

++もしも願いがかなうなら……。なう。++

合格祈願のお参り時期っていつがベストなんでしょう?

受験直前の寒い時期に、本人を連れて行くのは少々不安(インフルエンザの流行する時期だし)。
だからといって、うららかな春では緊張感が足りないような気がするし、夏は暑いし、
秋は秋で……いや、秋は別にいいのか。暑くも寒くもない時期に、気分転換も兼ねて
お参りに行くのはなかなかいい感じに思えます。

「そろそろ行ってみてもいいかもね」なんて話をしていたときにふと届いた手紙。
高校時代を過ごした九州で大学生活を送っている、ムスメの大切な友人からです。

なんでも、今年も受験するムスメのために、学問の神様が奉られている神社に行って
絵馬を奉納してくれたのだと。

……ありがたい話じゃありませんか。わたしゃ涙が出ましたよ。

私が直接励ましの言葉を伝えると、「また浪人されたらいろいろ大変だからでしょ!」なんて
憎まれ口をたたくムスメも、友人や親戚の励ましはスーッと心にしみていくようです。

そういえば私はムスメに対して、「応援」の気持ちが足りないような気がします。
一生懸命、叱咤(しった)激励、七転八倒、交通安全などなど、
力強いけれども一方的に投げかけてしまいがちな言葉は口から出やすくも、
「見守る」とか「応援」などはむずかしい。
もうちょっとふんわりとした雰囲気で接してもいいのかも、と気付いた次第です。

それにしてももう11月!? センター試験まであと2か月ほどになってしまいましたね。
月日は矢のように過ぎ去っていくのが世の常とはいえ、受験生とその家族の体感的には、
さらに倍の速度ですよ。

ここまでくるともう、「なんでもいいから、早く終わってくれ!」と親子ともども
やけっぱちになり、やさぐれたりすることもありますが、やっぱり
「なんでもいい」わけではない。
納得のいく結果で終われるようにしたいよね、遠くで友達も応援してくれていることだし。

そんな感じで、絵馬の話はギスギスした我が家の空気を、そっと温めてくれたのでした。

ありがとうムスメの友人ちゃん!

猫、飼えるといいね!(マンチカンという種類が希望だそうです。)

プロフィール


おぐらなおみ

漫画家&イラストレーター。長女(25歳)長男(19歳)のベテランママン。急に汗をかく、突然ドキドキするなどの更年期症状と付き合っています。趣味は散歩というか道草。知らない路地をガンガン歩いてよく迷子になる。東京在住。
著書に『働きママン(シリーズ続刊あり)』『私の穴がうまらない』など多数。
Twitter @ogura_naomi

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