季節を感じる体験が底力に? 中学受験のプロが語る小4秋の学習法

季節を感じる体験が底力に? 中学受験のプロが語る小4秋の学習法中学受験を目指す小学4年生にとって、今の時期は、時間的にも気分的にもまだ余裕があるもの。森上教育研究所の森上展安氏は、そんな4年生に「秋」をテーマにした学習への取り組みをすすめる。ベネッセ教育情報サイトが、その効果などについて詳しく聞いた。

 

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季節にちなんだ学習のよいところは、「五感で学べる」ということです。秋でいえば、風が冷たくなったとか、暗くなるのが早くなった、秋の果物やきのこ類、芋類がおいしいといった実感は大切です。実感に裏打ちされた知識は記憶に残りますし、教科を問わず興味につながります。たとえば社会なら、柿、栗、りんご、ぶどう、まつたけ、秋さけなど、秋の食べ物と結びつけて地域の気候や産業を学ぶことができます。

 

また秋は、都市部でも紅葉や、どんぐりなどの木の実、コオロギや鈴虫などの特徴的な生き物、いわし雲、名月などの天候を観察することができ、理科の学習にも絶好の時期です。理科で経験する科学的なものの見方はすべての学問に通じますから、興味の入口として最適だと思います。休日などを利用して、ぜひ子どもと一緒に自然観察を行ってみましょう。

 

国語の場合、特に詩歌や古典で、秋をテーマにしたものが多いことが知られています。秋を扱った作品やシーンを集め、子どもと一緒に「秋らしさ」ってなんだろうと考えてみるのはいかがでしょうか。秋という語には、どんな感じが含まれているのか考えてみること。つまり、「語感」を知ることで、読解は非常にやりやすくなります。

 

4年生の時点では、多くの子どもたちが、面白いと感じる話題には素直に乗ってきます。子どもと保護者が一緒になって、のびのびと勉強できる短い期間ですから、ぜひ保護者も学ぶことを楽しんでください。五感を使って感じる、知る楽しみを一緒に味わい、子どもたちに「勉強って面白いなあ」と思わせることが、その後の学習の底力になります。

 

出典:この秋は、五感で学んで得意をつくる![中学受験 4年生] -ベネッセ教育情報サイト

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