2016年度・中学入試の時事問題は「ウエアラブル端末」に注目
腕時計型の携帯情報端末が多数発売され、話題になっている。こうした「ウエアラブル端末」は、今後の社会にどのような影響を及ぼすのだろうか。中学入試でも問われる可能性があるウエアラブル端末に関する基本的な事柄を、ベネッセ教育情報サイトではクイズ形式で確認し、押さえるべきポイントを紹介する。
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Q1:次のうち、ウエアラブル端末とよばれているものは?
A.デスクトップパソコン
B.デジタル一眼レフカメラ
C.スマートグラス
正解は「C.スマートグラス」です。
ウエアラブル端末とは、身に付けて使用する「携帯情報端末」の総称です。メガネや腕時計、リストバンド、ヘッドセットなど、さまざまなバリエーションがあります。共通するのは、身に付けられるように軽量・コンパクトであることと、いろいろな情報を得られる情報端末であるということです。
Q2:リストバンド型携帯端末の活用法として、最もあてはまる事例は?
A.スポーツをしながら身体のさまざまな場所に装着して写真を撮影する
B.心拍数など健康状態を記録しながらランニングする
C.工場で機械のマニュアル等を確認しながら作業する
正解は「B.心拍数など健康状態を記録しながらランニングする」です。
ウエアラブル端末は、その形によってさまざまな活用法があります。リストバンド型は、腕に装着することで心拍数や歩数を計測し、身体の調子や運動量、消費カロリーの算出など、健康のために必要な情報を得ることができます。
Q3:ウエアラブル端末の普及で、どのような点が心配されている?
A.盗撮などによりプライバシーが侵害される
B.端末の個人所有が進み、情報化社会の発展が妨げられる
C.コンパクト化の影響で端末の機能が低下する
正解は「A.盗撮などによりプライバシーが侵害される」です。
ウエアラブル端末では、端末使用者から撮影されていることに気が付きにくいため、知らないうちにプライバシーが侵害されるケースが心配されています。また、盗撮へ悪用されることも問題となっています。
出典:ウエアラブル端末について知る -ベネッセ教育情報サイト