写真、映像、演劇、文芸などの芸術分野、どんなことを学ぶ?

世の中にはたくさんの学問があります。どんな内容で、何を学んでいくのか知っておくことは、自分の興味や関心の方向性を探れることはもちろん、進路を決めるために、大いに役立つでしょう。今回は美術・デザイン、芸術理論、音楽以外の芸術分野を取りあげます。


写真、映像、演劇、文芸などの芸術分野では、どんなことを学ぶ?

 「芸術」と聞くと、あなたは何を想像するでしょうか? 音楽や美術だけが芸術ではありません。写真、映像、演劇、文芸、書道、放送など、さまざまな媒体を使って表現されるものもまた「芸術」と呼ばれます。

 

写真、映像、演劇など、それぞれの表現方法によって学科やコースが細分化されていますが、最近は注目度の高いデジタルメディアの扱い方を学ぶ人が増えています。特に映像芸術のメディアアートなどの制作にはコンピュータが必須であり、CG(コンピュータグラフィックス)アートなどを専門に教える大学もあります。

 

まずは自分の学びたい分野をよく考え、どこでその研究ができるかを調査しましょう。写真や放送などの特殊な機器操作の技術習得が必要な場合は、十分な設備が整っているかどうかも、大学選びの重要なポイントとなります。

 

 

講義はどのように設定されているか

 講義は、実際に作品を制作しながら技法を身につけていくカリキュラムが組まれています。1・2年次はそれぞれの専門分野の基本的な技術や知識を学びながら、美学などの理論を学ぶことが多く、3年次以降は実習を中心に、さらに研究を深めていくことになります。4年次はそれぞれの専門分野から自主的にテーマを設定し、卒業制作や卒業論文に取り組みます。

 

 

卒業後の進路

 卒業生の多くは制作現場でカメラマン、ディレクター、音響スタッフなどの職業に就きます。また、資格を取って博物館や美術館の学芸員になる人、高校の書道教員になる人もいます。DTP(出版物の原稿作成やデザイン、レイアウトをコンピュータ上で行うこと)やWeb制作について学び、編集・制作プロダクションで働く人もいます。

 

 

参考:
その他芸術 │ 学問・大学情報 | Benesse マナビジョン
http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/learning/system/033/index.html

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