筆跡鑑定人ってどんな職業? 鑑定の難しさとやりがいとは

文字を書いた主を突きとめる筆跡鑑定の仕事にはどのような難しさがあるのか、やりがいはどんなところにあるのか? プロの筆跡鑑定人として日々お仕事をしている根本美希子さんにお話を聞いてみました。


人の文字の変動を見極める厳しさ

 文字を見て、その筆跡から誰が書いたのかを見極めることが鑑定人の仕事ですが、人が書く文字は変化するものです。筆跡が異なるとき、それが個人の変化によるものなのか、まったくの別人の書いた文字だからなのか、見分けるのが難しい場合もあると根本さんはいいます。「文字は、書いた人の気分で変わることもあるし、体勢などでも変化してしまう。たとえば、同じ人が書いた文字でも、そのときの体勢が仰向けかうつ伏せかで文字の形は変わります。また、筆記用具が鉛筆か、ペンか、毛筆かでも全然違う。さらに、ひとりで書くのか、大勢で書くのか、誰かに見られて書くのかなど、本当にいろいろな条件によって、変動してしまうんです」

 

依頼によっては、判断する資料が少ない、資料の文字が鮮明ではないといった厳しい条件での仕事をしなくてはならない場合もあり、鑑定に困難を極めることもあります。

 

 

鑑定で依頼者の不安を消してあげられる喜びがある

 とても難しく厳しい局面もある筆跡鑑定人の仕事。しかし、大変だからこそ、きちんと仕事をやり遂げられたときに喜びがあると、根本さんは教えてくれました。

 

「難しい鑑定の場合は、『これはどうなんだろう?』と、悩みながらいろいろな見方を試みますし、それでもなかなか結論が出ない。けれど、そういうときに、「あ、これがあるじゃないか」と、突破口を見つけたときがすごくうれしい。『これで証明ができる!』と、確信を持って鑑定書を書くことほど気持ちのいいことはないですね」

 

また、鑑定書を作成したとき、依頼者から「わかりやすかった」「またお願いしたいと思います」などの言葉をもらうこともあるのだとか。信頼してもらえた、役に立てたと実感することが、仕事をするうえでの喜びとなっているそうです。

 

「筆跡鑑定の依頼者はみな不安を抱えていますが、疑っている状態のままでいるのが一番つらいと思うんです。だからこそ、どのような結果だとしても、もやもや感を消してあげられる役割が鑑定人にはあると思います。それが望む結果ではなかったとしても、依頼者が納得してくださって、その問題でそれ以上悩まなくてすむようになったときは、『よかった』と思いますね」

 

 

プロフィール

根本美希子

白百合女子大学・文学部国文科卒。一般社団法人 日本筆跡鑑定人協会会長・日本筆跡心理学協会 会長。小、中学生の国語教育を経て、筆跡心理学の研究および教育に携わる。生命保険会社など多数の企業で筆跡心理学と筆跡鑑定の講師、および個人向けライフコンサルタントに従事する。

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