「好き」や「あこがれ」こそが、進路選びの大事なヒント
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進路で迷っている場合は、今の時点で興味や関心を抱いていることを追求していくことで、自分がどうしたいのかが見えてくることがあります。

好きな教科、分野はありますか?
高校で学ぶ教科は、大学で学ぶ学問の基礎となっています。そのため、現在の「好き」という気持ちが未来につながる可能性は大いにあるのです。
たとえば、英語が好きなら、語学や海外の文化を学ぶことで、才能を発揮できるかもしれません。数学なら、論理的思考や分析力を極めることが将来の職業にも結びつくでしょう。国語が好きなら、相手の背景や文化などを読み取る能力を磨き、広く人間に関わる分野で活躍できるかもしれません。社会なら観察力、理科なら発見や研究など、「好き」が暗示してくれる道筋が見えてきます。
また、英語なら会話、理科なら生物分野、また家庭科なら被服…というように、「教科のこの分野だけは好き」という場合もあるでしょう。限定された分野だけ好きであっても十分なヒント。そのジャンルがあなたに向いている何よりの証拠です。
「あんなふうになりたい」…あこがれの職業はありますか?
職業と学問には、密接なつながりがあります。職業と学問のつながりを押さえておくことも、進路選びで重要です。「自分の将来の姿がこうだったらいいな」「ああいう人にあこがれる」…未来の自分への期待や尊敬できる人が思い浮かびますか? もしも思いつくのであれば、そこに至るには、何を学び、どのようなプロセスを踏む必要があるのか、調べてみましょう。
たとえば、特定の大学や学部に進む必要はありますか? 医者や建築士なら、その学部や学科で勉強する必要がありますし、弁護士は大学院まで行くことが必須です。パイロットは特定の学校に入らなければなりません。
また、職業によっては、特定の大学や学部へ進んだほうが近道となる場合もあります。教師になりたいのなら、教育学部や、教員養成課程のある学部、通訳やキャビンアテンダントなら、外国語学系の学部・学科がよいでしょう。
進路選びは難しい選択です。ですが、自分の「好き」「あこがれ」こそがヒントで、目標を達成する原動力となります。ぜひ、考えてみてくださいね。
参考:
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