販売担当者ってどんな職業? どうすればなれる?
世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「販売担当者」を取りあげます。
販売担当者とは?
「販売担当者」の仕事は、お客様に対して十分な商品知識を提供し、納得した上で商品を購入してもらうことです。商品の魅力を伝える話術を持ち、信頼感を与える対応を行う必要があります。多くの商品・サービスがあふれ、ただ売るだけでは売れない現代、販売担当者には、より高い技術が必要です。
販売担当者の仕事の内容
商品説明や販売手続きなどの接客がメインですが、百貨店などの大型小売店の販売責任者レベルでは、催し物や店頭のイメージアップなどの企画を立て、販売促進を行うことも重要な仕事となります。消費動向やニーズを分析して、商品や販売方法に反映するというマーケティングの理解も求められます。
勤務日は職場によって大きく異なりますが、一般の人々が買い物に繰り出す土日、祝日に仕事をすることが多く、繁盛期には残業もあります。大変ではありますが、売れたものが成果としてはっきりと目に見えるため、やりがいを感じやすい仕事だと言えるでしょう。
販売担当者になるために必要な資格
人の心を読み提案し、知識も提供するという意味では、どんな学部での勉強も役立ちます。ただし、より販売管理のトップに近い役職を目指すのであれば経済学系、経営学・商学系、法学系学部などでの知識が役立ちます。
資格としては、日本商工会議所が実施する「販売士」があります。大規模な小売店では、フロアマネージャーや店長になる際に検定試験を受けることを条件としているところもあります。
販売担当者の将来性は?どんな性格の人が合っている?
時代により多種多様な「売り方」が開発され、小売業界の競争は激化しています。大型ディスカウントストアやコンビニエンスストア、通信販売、テレビショッピングやインターネットショッピングなど、そのタイプごとの理解や戦略を追究できる質の高い販売担当者が必要です。
しかし、やはり基本は接客サービス。マーケティングに長けた頭脳を持ちつつも、人との会話を楽しむことができる、人の顔や名前を覚えるのが得意だ、というかたには最適な職業でしょう。