出願から入試までの過ごし方 受験に向かうにあたって[高校受験]

■受験ノートを作り「し忘れ」を防ぐ

今回は、願書を出すときの注意点や受験費用のことなど入試にむかうにあたっての準備の仕方をお伝えします。

■勉強材料の整理

これからは1分1秒が貴重になります。勉強する時に必要なものを取り出しやすくするために、今のうちに机のまわりを整理整頓しておくようお子さまに話してください。これまで受けた模試の答案、塾でやったプリント類などを教科ごとに分類してファイルしておくといいでしょう。
ここへきて新しいものに手を出すより、一度やったものを復習するほうが、お子さまにはずっと身に付きやすいからです。

■願書を書くときの注意点

受験の願書を書くことは初めての経験だというご家庭が多いかと思います。
これまで何回も学校説明会で訪れていても、出願して初めて正式に受験する学校との関係が生まれるわけです。その最初の挨拶である願書は、心を込めて書くようにしてください。
願書はいきなり書きだすと、必ずといっていいくらい失敗しますので気を付けてください。


・書きだす前に、まずすべての願書をコピーする。
 ・学校によって、生年月日を平成で書いたり、西暦で書いたりと違うように、いろんな点で書式は異なっています。必ず記入上の注意をよく読んでから1校ずつコピーに下書きすること。
 ・志望理由など、文章で書く欄がある時は、内容をどうするか保護者で相談し、どのくらいの大きさで書くと収まりがいいか、下書きの段階で見当を付ける。
 ・書いた文章は必ず、書いた人以外の目で確認。誤字・脱字がないか、チェックする。


以上の点に気を付けて書くようにしてください。

なお、大学入試では昨年あたりから急速にネット出願が増えてきました。高校入試でも取り入れるところが出てきましたので、願書を手に入れたら、まず最初に出願は窓口なのか、郵送なのか、ネットなのかを確認してください。

■受験費用の準備

お金のことも重要です。受験料・入学手続き金はそれぞれいくらか、いつまでに振り込む必要があるのか、振り込む銀行・支店はどこか、こうしたことも受験専用のノートを作り、書き出しておきましょう。
このノートは、毎朝必ず目を通すクセを付けておくと、怖い「し忘れ」を防ぐことができます。


プロフィール


安田理

大手出版社で雑誌の編集長を務めた後、受験情報誌・教育書籍の企画・編集にあたる。教育情報プロジェクトを主宰、幅広く教育に関する調査・分析を行う。2002年、安田教育研究所を設立。講演・執筆・情報発信、セミナーの開催、コンサルティングなど幅広く活躍中。
安田教育研究所(http://www.yasudaken.com/)

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