マンガ家母の心配をよそに、娘が選んだ苦手教科克服法とは……
大学受験が目前に迫った長女を持つ、マンガ家おぐらなおみ氏。ラストスパートをかける大事な時期に、娘が苦手な日本史を克服するために欲しがったのは、なんと18巻もあるマンガ。ハラハラする母に娘が放った言葉とは……?
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あっという間に寒くなりましたね。朝起きるのつらいですよ、まったく。
日本史が苦手なムスメ。「それを克服するために重要な本があるので欲しい」、と言うのです。
センター試験まであと何日? 直前に新しい参考書を買うよりも、今あるものを活用したほうが、
という親の意見にも一旦はうなずいたものの、やはりどうしても欲しいというので購入いたしました。
いわゆるひとつの「学習マンガ」、小学校の図書館でよく見るタイプのアレ、でございます。
時間がない、というよりも、「もう後戻りできない」という感じでいっぱいの12月です。
こんな時期にマンガを(しかも18巻もある)読みふける受験生ってどうなの? と、
ハラハラしておりましたが、ムスメいわく、
「もっと早く読んでおけばよかった。日本史の流れが頭に入っていたら、授業もわかりやすかったのに」
ですって。
後悔しても時間は戻らないのですから、「今さら遅い」なんてことは言わずに、試してみることも
大事なのかもしれません。
実際、日本史の成績が少々アップしてました。すごい!
しかし、この本を小学生、いや中学生のときに熟読していれば、どんなにためになったかと思うと、ちょっと後悔もしております。
まあ、本人はそれほど気に病まず、「気晴らし~♪」と気楽な感じでぱらぱらとページをめくり、
さらには大海人皇子(おおあまのおうじ)に「うみんちゅおうじ」(沖縄では海人と書いて「うみんちゅ」と読むとか)などと、変なあだ名をつけて爆笑していたり。
本当にこれで大丈夫なのかな?
……センター試験まで、あと、何日? もう、怖くて数えられないよ、お母さんは……。
出典:「今さら」なんて言わないで、なう。[大学受験] -ベネッセ教育情報サイト