予備校の謎 講義後の拍手に現役生は口あんぐり
マンガ家・おぐらなおみ氏の高3の長女が予備校に通い始めて数か月、どうやら謎の「儀式」のようなものがあるという。それは、講義が終わると浪人生が一斉に講師にむけて拍手をするというもの。現役生はその様子を驚きと共に眺めているというのだが……さて??
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あっという間に夏休みも終わって9月、秋の気配も感じられる今日このごろ、でございますね。
予想はしておりましたが、高3の夏休みは名ばかりの「休み」であり、
実際のところは、学校や予備校での補習、そして自習、さらに模試という毎日でした。
本当にこの夏、私はムスメのマネジャー状態でした。正直に申し上げますと疲弊しました……。
高3にもなりますと、スケジュールは自分で管理できますが、それに付随する細かなこと、
たとえば「今日はお弁当がいるけど、明日はいらない、でも明後日は必要。明日の朝は6時に起きて学校行ってから予備校で自習、明後日は学校に行くのは10時でいいけど、予備校の授業があるから帰りは遅くなる、そのあと夕食の準備してくれる? でも明後日は夕食いらない。」なんてことをさらさらーっと言われて大混乱……ええ、記憶に残る夏になりましたとも(←強がり)。
去年の夏休みはまったく勉強に身が入らない時期が長くて、部屋でだらだらしているムスメを見ては、いつ勉強するのか、毎日寝てばかりでどうするのか、などと母娘でバトルを繰り広げていましたが、今年はムスメのほうからはっきりと「勉強は外でする。家ではくつろぐ!」という宣言があり、これは言葉のとおり実行されました。メリハリがついてよかったと思います。
ああ、これで模試の結果がよいものだったら万々歳なのに……。(ただいま結果待ち)
さて、ここで「予備校での拍手問題」についてお話ししようかと思うのですが、
その「謎」については解明されておりません。「なぜかわからないけど、浪人生は拍手する」らしい。
一種の願かけかなあと思ったりしたのですが、それならなぜ現役生が拍手しないのか???
ムスメとふたりで「不思議だねえ、なんでだろうねえ」と話をしていたのですが、
ふと思うワタクシ。これって……もしかして……
その謎が解き明かされるとき、それは、ムスメが浪人生になったとき、という伏線!?
ひー! なんてことでしょう! 怖い怖いー!
しかしながら、わけあって再度受験に向き合うことに決心されたみなさんは、
さすがに授業に対する姿勢が違っている、真剣である、ということを知り、
ムスメもまた鼻息荒く勉強に取り組むようになったということも、
予備校に通うようになって知った点でもあります。
もし来年、ムスメが浪人することがあっても、力いっぱいがんばればそれでよし!
そして、そのとき「拍手の謎」がわかったとしたら、伏線がうまいことつながりますね。
知りたいような、知りたくないような、そんな複雑な夏の思い出でございます。
出典:知りたい、でも知りたくない!なう。[大学受験] -ベネッセ教育情報サイト