広がる「進学重点校」 進路先にふさわしいかどうかは子どもの性格がカギ

広がる「進学重点校」 進路先にふさわしいかどうかは子どもの性格がカギ各都道府県で、高校の「進学重点校」指定が進んでいる。これから高校受験をする子どもを持つ保護者には気になるところだろう。そこで、安田教育研究所の安田理氏に、相性なども含めて解説してもらった。

 

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併願できる私立高校がたくさんある大都市圏では、受験生は「進学重点校」に指定されている難関校にチャレンジするという傾向が顕著です。学区内の進学校には、そうした勉強も部活動もがんばり、内申点もいいエネルギーにあふれた生徒が集まります。おとなしい生徒だと埋もれてしまい、成績が低迷すると自信そのものを失ってしまうケースがあります。
むしろ二番手校、三番手校で毎日明るく過ごせたほうが伸びるというタイプも生徒もいます。保護者の心理としてはどうしても「進学重点校」に指定されている難関校に進ませたくなりますが、いちばん大切なことは、学校選びの前にそうしたお子さまの性格を見極めることです。何よりお子さまが伸びそうな学校探しをしていただきたいと思います。

 

こうした難関校でなく中堅校の場合は、どうしても上位校と下位校の改革にまず手を付けているので、自治体の高校改革からも取り残されている面があります。生徒も先生もモチベーションが高くなく、校内になんとなく元気が感じられない、という学校も現実には存在します。一方、校長以下の先生がたが全員で、学習指導や生活指導に熱く取り組んでいる学校もあります。「進学重点校」だけでなく、我が子に合った中堅校にも実際に足を運び、校内に活気があるかどうか、ご自分の目で見ておく必要があるでしょう。

 

出典:我が子が伸びそうかが判断基準[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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