マララさんの国連演説

親子でやってみよう

家族でミニ演説会をしてみよう!


マララさんが演説で訴えた、パキスタンの悲惨な状況や、マララさん自身の経験、そして力強いメッセージは、マララさんと年齢の近いお子さまの心にも強く響くにちがいありません。ご家族で、演説の内容について話し合ってみてはいかがでしょうか。思ったことや感じたことを胸にしまっておくのではなく、言葉にして表現することが、自分なりの考えや意見を持つきっかけになります。

また、マララさんの演説は、内容だけでなく、大勢の人たちの前で堂々と話す姿や、わかりやすい構成、心に訴えるフレーズなども印象に残りました。自分の意見を、自分の言葉で話して伝える力は、中学入試などでの面接はもちろん、社会に出てからも求められます。しかし、普段の生活の中ではなかなか大勢の人を前にスピーチをする機会はありません。

そこで、ご家庭で家族が参加したミニ演説会を開いてみてはいかがでしょうか。内容は身近なものでも、時間は短くてもかまいません。たとえば「スポーツ」「ゲーム」など、お子さまでも興味の持てるテーマで1分間などと決めて、家族全員が1人ずつ、スピーチをするのです。終わったら、誰のスピーチのどこが、どういうふうによかったかを話し合い、毎月1回など、定期的に開催すると、人前で話をすることに慣れ、話したいことをまとめたり、印象的に伝えたりする技術も、自然と身に付いていくと期待できます。



もっと知りたい

教育の大切さを学べる本/マララさんの手記/マララさんの国連での演説を視聴できるWebサイト


Webサイト
『ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。: マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』 『わたしはマララ 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』 『マララ・ユサフザイさんの国連本部でのスピーチ(7月12日)日本語字幕』
『ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。: マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』
(ポプラ社/石井光太(著)/1575円=税込み)
『わたしはマララ 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』
(学研パブリッシング/マララ・ユスフザイ クリスティーナ・ラム(著) 金原瑞人 西田佳子(訳)/1680円=税込み)
『マララ・ユサフザイさんの国連本部でのスピーチ(7月12日)日本語字幕』
http://www.youtube.com/watch?v=aGqcWmCJ8gM
「学校へ行くな。行ったら殺す」--マララさんが大人たちから言われたというこの言葉などをきっかけに、学校に行くことや勉強をすることに意味を問いかける1冊。教育の大切さを子どもたちと共に考えるきっかけとしてオススメです。 マララさんの手記の日本語訳。女性の権利に目覚めた経緯や、銃撃された際のこと、周りの人の支えで立ち直り、恐怖に負けずに国連で演説をした気持ちなどが、マララさん自身の言葉で、わかりやすくつづられています。 国連広報センターによる、マララさんの演説の動画サイト。日本語字幕が付いているので、マララさんの演説の内容を、彼女の表情や声、その場の人たちの様子と共に、リアルに知ることができます。ぜひとも、親子で一緒に見てください。

※マララさんの名前は「ユスフザイ」「ユサフザイ」どちらの表現もあります。このコーナーの本文では一般的な「ユスフザイ」を使っていますが、Webサイトや本では、そちらで使用されている表記にならっています。

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