大学入試、トレンドはネット出願! でもその実態は……?

大学入試、トレンドはネット出願! でもその実態は……?昨年、近畿大学がネット出願で受験者数を大幅に増やしたことが話題になった。波及効果もあってか、今年は多くの大学がネット出願の導入を表明し、トレンドとなりつつある。ネット出願活用のメリットや利用に際して注意すべき点について、ベネッセ教育総合研究所の村山和生氏に聞いた。

 

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ネット出願は、願書を手書きする手間が減り、記入上のミスも回避できるので、受験生にとっても大学側にとっても好評です。「手軽に出願できる」とのイメージが強いネット出願ですが、すべての手続きをインターネットだけで完結できるものではありません。調査書などの添付書類は郵送の必要がありますし、受験料の支払いも基本的には郵便局や銀行で振り込みをし、払込用紙に受付局日付印をもらって郵送する場合が多いのです。「手軽に出願」を「すぐに手続き完了」と勝手にイメージして、直前に慌てないよう、しっかりスケジュールを把握するよう注意しましょう。

 

ところで、近畿大学が受験者数を大きく伸ばした大きな要因は、ネット出願と受験料割引がセットになっていたことです。近畿大学では2009(平成21)年からネット出願を採用していたものの、利用率は1割未満でした。ところが昨年受験料割引とセットにしたところ、利用が一気に拡大。つまりネットで出願できる手軽さと、割引のメリットが相まって、受験生にとっては大きなメリットになったということです。

 

ちなみに、受験料割引は、ネット出願の有無にかかわらず多くの大学で実施されています。いくつ受けても受験料が変わらない定額制のようなものも多く、これにより、近年「学内併願」が増えています。ただし、学内併願を安易に考えすぎるのは危険です。同じ大学でも学部が違えば学べる内容はまったく異なります。受ける以上は学びの中身をしっかり確認し、納得してから出願を決めるようにしてください。

 

出典:実はアナログ!? 話題のネット出願、活用のコツと注意点 -ベネッセ教育情報サイト

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