学校見学は、先生や在校生の日常を尊重する気持ちで、と専門家

学校見学は、先生や在校生の日常を尊重する気持ちで、と専門家少子化の影響で生徒募集競争が激しくなり、学校が受験生を選ぶのではなく、受験生が学校を選ぶ時代となってきている。中には「顧客第一主義」を掲げ、来訪する受験生・保護者をお客さまのようにもてなす私立高校もあるようだ。しかし、見学などで学校訪問をする際には、心得ておきたいマナーがある。安田教育研究所の安田理氏に伺った。

 

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私立高校の先生に話を聞くと、突然親子で「見学させてください」と訪ねてくるケースがよくあるそうです。「学校に関心があってわざわざ足を運んでくれた」と思いますから、追い返すわけにはいきません。誰かが対応しますが「突然は勘弁してほしい」というのが本音のようです。

 

普段、先生がたは本当に忙しい日々を送っています。学級担任だけでなく、担当教科の打ち合わせ、部活の顧問、いくつもの校務分掌を抱えています。そうした状況で予定外の仕事が突然舞い込むわけですから、先生にとっては大迷惑な話です。

 

多くの学校が、「学校説明会」「文化祭」とは別に「学校見学日」を設けています。ですから学校のホームページで見学可能な日を確認して、その日に行くようにしましょう。「学校説明会」のあとで校内見学できるところもあります。

 

学校に行く時には、事前に必ず上履き持参かどうかをホームページで確認するクセをつけましょう。
また、たとえ廊下でも、携帯で通話することや私語をすることは授業中の生徒の集中力を妨げますからマナー違反です。私語を交わしがちなママ友と学校を訪ねる時は、校門を入った段階からお互い口を開かないと約束してください。あるいは一人で出かけるようにしたほうがいいと思います。

 

あくまで見学させていただくという気持ちが大切。学校や先生・在校生の日常を尊重する気持ちで見学させてもらいましょう。

 

出典:学校見学にも行っておきたい[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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