平穏なだけの人生でもいい? 闘い続けることも必要? 男子の保護者のジレンマ
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中学受験させるにあたり、保護者は子どもの将来についてどのように考えているのだろうか。子どもが男子の場合と女子の場合の相違点なども考慮しつつ分析した、森上教育研究所の森上展安氏にお話しを伺った。
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男子の保護者と女子の保護者で共通する将来への希望は「やりがいのある仕事をさせたい」「社会の中での役割を見つけさせたい」「夢を実現させたい」でした。子どもが社会に貢献し、自分の夢を叶えられるような人生送ってもらいたいという願いが、男子と女子の保護者で変わらないことがわかります。
また、「他人に負けないようがんばり続けてもらいたい」ということには、男子の保護者と女子の保護者とも否定的です。一方、平穏な人生を送らせることについての考え方は二極化しており、男子の保護者は否定的ですが、女子の保護者にはそれでもよいと考えている傾向がみられます。女子の親としては、平穏でも安全な人生がよいと考える人も多いのかもしれません。また、男子の親としては、平穏なだけの人生は送ってもらいたくはないという保護者のほうが多いことも想起されるといえます。
保護者の子どもの将来に対する考え方のは、男子の保護者のほうがはっきりしています。また、男子の保護者は考え方が二極化する傾向にありますが、女子の保護者では多様化していることがうかがえました。
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