親の「ミス」は許されない 試験当日まで、どう過ごす?[高校受験]
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都道府県によって入試日程がまったく異なりますが、首都圏・関西の私立高校入試など、今月から始まるかたはすぐ準備をスタートしましょう。
■受験ノートにすべてを記入していく
親のミスで、長い間の子どもの努力が水泡に帰すようなことがあってはなりません。ここからはより慎重に、着実に物事を進めましょう。
「し忘れ」などのミスをしないためにも、これから入学手続きの日まで常に持ち歩く受験ノートを1冊用意してください。今後は受験に関することはすべてこのノートに記入するようにします。ノートの前半には日にちごとにその日しなければならないことを、ノートの後半には受験予定校別に必要なことを書き込んでいきます。
次に、万が一の場合を含めて受験する可能性がある学校全部について、出願書類を入手し終わっているか、確認してください。もしまだの学校があったら、至急手に入れるようにします。
入手した学校については、早めに募集要項を読み、出願に当たって必要なものは何か、そしてそれをいつまでにしなければならないかを、それぞれの学校の欄に記入しておきます。
お金のことも重要です。受験料・入学手続き金はそれぞれいくらか、いつまでに振り込む必要があるのか、振り込む銀行・支店はどこか、こうしたことも後半の学校別のところに記入しておきます。時間に追われて焦っていると、別の学校に受験料を振り込み、肝心なところを落としていたなどという、平常ならしない失敗をすることもあるので、ギリギリでなく余裕を持って行動することが大切です。
このノートは、毎朝起きたら最初に目を通すクセを付けておくと、一番怖い「し忘れ」を防ぐことができます。
■写真撮影、予防接種などは早めに
受験票に貼る写真ですが、サイズが学校によって違うこともありますので、それぞれの寸法と枚数を一覧表にしておくといいでしょう。
デジカメやスピード写真でなく、街の写真屋さんで撮ってもらうと、それなりにりりしく、またかわいらしく撮って(修正して)くれます。
また、インフルエンザの予防接種も、お金がかかりますが、本人だけでなく家族全員が受けておくといいでしょう。
これからは1秒1秒が貴重になります。勉強する時に必要な材料がすぐ取り出せるよう、本人と一緒に今のうちに机の周りを整理整とんしておくことをおすすめします。勉強する時に必要な材料がすぐ手にできるようにしておくためです。これまで受けた模試の答案、塾でやったプリント類、通信教育の教材などを教科ごとに分類してファイルしておくのです。ここへきて新しいものに手を出すより、一度やったものを復習するほうが、ずっと身に付きやすいからです。
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