奈良県 高校入試制度・出題傾向(平成23年度)

奈良県の公立高校入試制度(平成24年度) ※2011年4月30日時点での情報です

内申書情報一般選抜特色選抜
内申点は、中二と中三の9教科の成績がもとになる。「特別活動の記録」や「その他の活動の記録」を点数化し、内申点に加算して合否判定する制度が、平成24年度から、特色選抜、一般選抜、両方で導入される。この制度を用いる学校では、点数化する事項をあらかじめ公表し、各学科(コース)の募集人員の1割を上限として合否を判定する。

一般選抜で定員のすべてまたは一部を募集する学科(コース)と、特色選抜で定員のすべてを募集する学科(コース)で合格者数が定員に満たなかった学科(コース)で実施。原則、内申点と学力検査点の合計が高い人から合格。学力検査・内申ともに加重配点を行う高校もある。専門学科、総合学科と、普通科の一部のコースで実施される。学力検査に加え、学校独自検査・面接・実技検査の中から各高校が1つ以上を選択して実施。学力検査は、5教科から各高校が3教科を選択して実施する。学校独自検査は、独自問題、口頭試問、実験、小論文など、高校が独自に作成する検査。

奈良県の公立高校入試傾向(平成23年度)

英語
入試傾向
英語や日本語での記述式問題が約5割をしめる!
基本的な構成はほぼ例年どおり。大問1はリスニングで、英文を聞いて質問に答える問題などが出たよ。大問2は対話文読解で、英語の質問に英語で答える問題などが出たんだ。大問3は長文読解で、下線部の内容を説明する問題が出た。大問2、3とも、英作文の出題が含まれていたよ。
過去3か年はこれが出た!
数学
入試傾向
円周角の定理を使う合同の証明問題が出た!
大問1は計算問題が中心の小問集合。大問2は空間図形と確率の融合問題。大問3は関数で、放物線と四角形の融合問題。大問4は円と三角形を組み合わせた平面図形で、合同の証明問題など。大問5は三角形を題材とした平面図形で、作図を含む問題だったよ。
過去3か年はこれが出た!
国語
入試傾向
文章を読んで書く作文など、記述式の問題が多い!
大問数の変化はないけれど、内容に変化があったよ。大問1は説明的文章、大問2は詩の朗読の問題、大問3は古文、大問4は随筆という構成になったんだ。大問4では、全体の調和を考えて文字を書く問題や、「心に深く刻み込まれている出会い」について書く作文も出たよ。
過去3か年はこれが出た!
理科
入試傾向
図表の読み取りが多く、出題形式はさまざま!
大問は全部で5問。大問1は地学の白夜をテーマにした問題で、大問2~5は、物化生地から1問ずつ出たよ。用語や文章記述、計算問題、グラフをかく問題など、出題形式はさまざまで、とくに大問5では、手が木片にした仕事の量と仕事率を、図表を読み取って求める問題が出たんだ。
過去3か年はこれが出た!
社会
入試傾向
文章記述問題の割合が高い!
大問1は融合(歴史・公民)、大問2は地理、大問3は融合(地理・公民)が出題されたよ。用語記述問題や文章記述問題が多く出題されているので時間配分に注意しよう。また、3分野で指定語句のある文章記述問題も出ているので、簡潔に文章にまとめる力をつけておこう。
過去3か年はこれが出た!

子育て・教育Q&A