算数「速さと比(2)」[中学受験]
問題5 |
1時間に6分の割合で遅(おく)れる時計Aと1時間に6分の割合で進む時計Bがあります。両方の時計を正しい1時の時報に合わせます。時報に合わせてから時計Aの長針と短針の間の角度が初めて90°になるとき、時計Bは何時何分何秒をさしていますか。 (開成中 2005年) |
<問題5の考え方と答え> |
速さと比の最後に「時計」を題材としたものにふれておきましょう。 だから、 1時には、時計の長針は短針より30度うしろにあります。 長針と短針は1分間にそれぞれ、6度と0.5度進みます。 だから、時計Aが1時から初めて90度になるのは、 これは時計Bで、 もしかして、こんなことを考えた人もいるかもね。 …そうですね。ごもっともです。 では、正確な時間はどうなっているのか考えてみますね。 では、そのとき、時計Bは? 次の式で計算できます。 つまり、つなげると、 きみの心のモヤモヤは晴れたかな? |
以上、2回にわたって「速さと比」の問題を練習してきました。
何回もくり返して解いて、定着させてください。
「ああ、もう知ってる知ってる…」と軽く思わないようにネ。
例えば、プロ野球の一流バッターでも、何度も何度も変化球を打つ練習をしていますよ。
もし、このレベルの問題がまだ難しいなあ…と感じるなら、もう少しレベルを落として練習してください。必ず理解できる日がやってきますよ。
ごきげんよう。ミスター・ツカムでした。