2008年度算数入試トレンド

■等積移動の発展形

2008年度では、雙葉中、早稲田実業学校中等部、灘中、久留米大学附設中などの最難関校で出題された等積移動の発展形。今後とも注意が必要です。

問題4
円の1/4の部分の図形OABがあります。次の問いに答えなさい。
1. 右の図において、斜線(しゃせん)部分の面積と図形OABの面積の比を求めなさい。ただし、直線OA,CD,EFは平行です。 図
 
2. 右の図のように図形OABの弧(こ)AB(曲線の部分)を5等分した各点からOAに平行な直線を引きました。OAを5cmとしたとき、2つの斜線部分の面積の和を求めなさい。 図
(2008年 麻布中)
問題4の考え方と答え
解答
1. 4:9 2. 7.85cm2
解法例
1. 2つの三角形が等積であることから、次のように等積移動の解法をあてはめることができます。
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2. 1.と同様に等積移動をしていきます。今回は2回に分けて考えていきます。
図にアルファベットをふり直すと考えやすくなります。
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5×5×3.14×36/360=7.85(平方センチメートル)

プロフィール



中学受験と私塾、中高一貫の中等教育と私学を対象とする調査・コンサルティング機関。私塾に『中学受験研究』、私学に『私学中等教育』を月刊で発行している。「わが子が伸びる親の『技(スキル)』研究会」を主催している。

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