保護者が重視する学校情報の情報源は? その1[中学受験]
4月23日からのコラムでは「志望校を最終決定するのは誰なのか」について、5月28日からのコラムでは「志望校選定で重視する要素」について、6月24日からのコラムでは「志望校選定で重視する要素」のうち立地・環境つまり「通学時間」について(通学時間は、学力と同様に受験できる範囲を決める限定要素となる)、7月29日からのコラムでは「志望校選定で重視する要素」のうち「保護者が最重視する要素」である学校の中身とも言える「教育サービス」と「学校のイメージ」について、お話した。
これまでの流れは、「誰が志望校を決定するのか」からさかのぼって、志望校を決定する前に「志望校を選定するための要素は何か」を保護者と学校のアンケートで分析してきたわけである。今回からは更にさかのぼって、志望校を選定するための「保護者が重視する学校情報の情報源は?」について分析する。
【図1 保護者が重視する学校情報の情報源(保護者アンケート)】
【図1】を見ると、ほぼ70%~80%の保護者が「6.学校説明会」(82%)と「7.学校見学」(72%)を1位~3位で選択しており、その重要度がいかに高いかがわかる。また「1位」を見ると、「6.学校説明会」(50%)と「7.学校見学」(16%)で最重視している%に大きな差がある。やはり、学校説明会を重視している保護者は多い。
しかし、「1.塾の先生」を最も重要な情報源としている保護者が11%であったことは予想外であった。つまり塾を情報源として最重視している保護者がもっと多いのではないかと思っていたのである。
【図2 保護者が重視する学校情報の情報源(保護者アンケート)<「塾」「口コミ」「調査」の3分類>】
【図2】は、学校情報の情報源の選択肢が多いのでデータをまとめた。
「1.塾の先生」「2.塾での説明会」を「塾」「3.中学受験志望者・経験者の保護者」「4.志望校在籍者・OB/OGの父母・本人」を「口コミ」「5.情報誌」~「9.学校の広報誌」を「(自分で)調査」としている。
「塾」「口コミ」は学校情報の情報源として最重要視する保護者の割合が少ないことは明らかで、「塾」(16%)と「口コミ」(14%)を合計しても30%である。1位と2位を見ると、「(自分で)調査」は「塾」「口コミ」の合計よりも大きく、3位でほぼ同じになっており、「塾」「口コミ」を参考程度にしか考えていない保護者が多いように思える。
そこからは、何より保護者自らが足を運ぶ実地検証で確証を得たいという思いが伝わってくる。
これまでの流れは、「誰が志望校を決定するのか」からさかのぼって、志望校を決定する前に「志望校を選定するための要素は何か」を保護者と学校のアンケートで分析してきたわけである。今回からは更にさかのぼって、志望校を選定するための「保護者が重視する学校情報の情報源は?」について分析する。
【図1 保護者が重視する学校情報の情報源(保護者アンケート)】
※回答のうち、その他は含まない。
※百分比(%)は小数第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。
※百分比(%)は小数第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。
【図1】を見ると、ほぼ70%~80%の保護者が「6.学校説明会」(82%)と「7.学校見学」(72%)を1位~3位で選択しており、その重要度がいかに高いかがわかる。また「1位」を見ると、「6.学校説明会」(50%)と「7.学校見学」(16%)で最重視している%に大きな差がある。やはり、学校説明会を重視している保護者は多い。
しかし、「1.塾の先生」を最も重要な情報源としている保護者が11%であったことは予想外であった。つまり塾を情報源として最重視している保護者がもっと多いのではないかと思っていたのである。
【図2 保護者が重視する学校情報の情報源(保護者アンケート)<「塾」「口コミ」「調査」の3分類>】
【図2】は、学校情報の情報源の選択肢が多いのでデータをまとめた。
「1.塾の先生」「2.塾での説明会」を「塾」「3.中学受験志望者・経験者の保護者」「4.志望校在籍者・OB/OGの父母・本人」を「口コミ」「5.情報誌」~「9.学校の広報誌」を「(自分で)調査」としている。
「塾」「口コミ」は学校情報の情報源として最重要視する保護者の割合が少ないことは明らかで、「塾」(16%)と「口コミ」(14%)を合計しても30%である。1位と2位を見ると、「(自分で)調査」は「塾」「口コミ」の合計よりも大きく、3位でほぼ同じになっており、「塾」「口コミ」を参考程度にしか考えていない保護者が多いように思える。
そこからは、何より保護者自らが足を運ぶ実地検証で確証を得たいという思いが伝わってくる。