将来留学を目指す!~小学生からやっておきたい英語への取り組み方~

  • 勉強法

英語での楽しい学びの経験は、異文化への関心につながり、やがて留学したいという気持ちをはぐくみます。
将来留学を考えるのなら、異文化交流や英語の学習に積極的に取り組み、留学しやすい環境に身を置くことが留学につながっていきます。

この記事のポイント

小学校で始まる英語の授業を楽しめることを大切に

小学校英語を学ぶ際のポイントは、それぞれの学年で大切にしていることをクリアして、楽しく、たくさん英語に触れて学ぶことです。

それぞれの学年で大事にしていることをクリアしていく

小学校3、4年生では「聞くこと」「話すこと」を中心とした「外国語活動」が始まります。
このとき少しずつ英語の文字にも触れて見慣れておくとよいと思います。

5、6年生では、「読むこと」「書くこと」も加わってきます。
それまで楽しく聞いたり話したりしてきた英語を文字として認識する力をつけていきます。

英語に苦手意識をもたないよう、小学生のうちから音や文字にたくさん触れる

「聞くこと」「話すこと」や楽しい英語のゲームなどの活動は好きだけど、「読む」「書く」などにしりごみをしたり、中学生になると定期テストなどで英語力を試されたりすることにニガテ意識をもつお子さまもいるようです。

学校でもステップを踏んで英語を学んでいきますが、言語なので、たくさんの音と文字に触れておくことが大切です。
学校以外でも英語にたくさん触れてなじんでおくことが中学での学習につながります。

すべての公立の高校入試ではリスニング問題が出題されていますので、小学校のうちにたっぷり英語の音を聞くことも重要です。

「英語は楽しい」「がんばってみたい」という気持ちをはぐくむ

小学校の段階では、英語を学ぶ楽しい体験が大切です。
「英語を話すの、上手だね」と言われたり、海外の人と英語の会話が通じた経験があったりすると「英語を話せると楽しい」と思えます。

「日本語と違う音がステキだな」「英語を学ぶことはしんどいこともあるけど、楽しいこともあるから、がんばろう」と思えるような経験をしておくことが大切です。

  • ・それぞれの学年で大事にしていることをクリアしていく
  • ・ニガテ意識をもたないよう小学生のうちから音や文字にたくさん触れる
  • ・「英語は楽しい」「がんばってみたい」という気持ちをはぐくむ

異文化に興味をもてるような声かけ&取り組みを積極的に行う

「留学したい」という気持ちは、「世界を広げたい気持ち」「異文化への興味」から生まれることが多いようです。
自分とは違う人・もの・ことに楽しく触れる機会を作ることで関心を高めることができます。

お子さまの関心のあるものが海外ではどうなっているのか話したり、いっしょに調べたりする

今、お子さまが関心の高いもの、たとえばスポーツや音楽などについて海外の同じ年頃の子どもたちはどんなものを楽しんでいるのか、日本と同じ点や違う点はないのかなどの話をしたり、いっしょに調べたりすることでお子さまの興味関心が世界へと広がっていきます。

学校やご近所の海外に関係のある人や留学生と交流してみる

最近では学校やご近所に、海外にルーツをもつお子さまや海外と関わりのあるお子さまがいる場合があります。

その国がどこにあるのか、どのような気候で、どのような食べ物や衣服があるのかなどの話をすることは、その国の文化や海外に関心をもつきっかけにもなります。

お子さまが興味を示したら、英語のサマースクール参加を提案してみる

そういったなかで、もしお子さまが英語や海外の文化に関心を示したら、日本国内でやっている子どもむけの英語のサマースクールに参加してみるのも面白いかもしれません。
お子さまの「参加してみたい」という気持ちが大切です。

  • ・お子さまの関心のあるものが海外ではどうなっているのか話したり、いっしょに調べたりする
  • ・学校やご近所に、海外に関係のある人や留学生がいるなら、交流をしてみる
  • ・お子さまが興味を示したら、英語のサマースクール参加を提案してみる

学校選びで英語教育や留学に積極的な学校をみる

大学では、全員が留学を必修とする大学もあります。中学や高校でも外国語学習や異文化理解に力を入れている学校もあります。

全員留学できる大学や学部もある

外国語や国際関係の学部では、留学が必修というところもあります。
また海外の大学で単位を取ることなどが条件ではありますが、休学をすることなく日本と海外の両方で大学生活を経験できる学校もありますので、進学を検討するタイミングでお子さまと調べてみるとよいと思います。

高校でも英語教育や異文化交流に積極的な学校も

英語教育や異文化理解教育に力を入れている中学や高校では、授業で触れる機会だけでなく、まわりに英語をはじめとする外国語や異文化に関心の高い子どもも多いことから、自然な流れで留学への関心が高まります。

そういった学校があることをお子さまと話をしたり、文化祭などに参加したりするのもよい機会になります。

  • ・全員留学できる大学や学部もある
  • ・高校でも英語教育や異文化交流に積極的な学校も

まとめ & 実践 TIPS

これからたくさんの経験をしていく子どもたち。
留学につながる体験は、たとえ留学の機会がなかったとしても将来の大きな力になっていきます。

まずは、小学校時代に、楽しく英語の力をつけていくこと、異文化に関心をもてるようになること、留学しやすい学校選びをすることなどが、留学につながる可能性を高めます。

株式会社プランディット 英語課 鈴木美樹
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの英語の教材編集を担当。

プロフィール



1988年創業のベネッセ・グループの編集プロダクションで,教材編集と著作権権利処理の代行を行う。特に教材編集では,幼児向け教材から大学入試教材までの幅広い年齢を対象とした教材・アセスメントの企画・編集を行う。

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