中学英語を得意に! 専門家が教える子音「c」の秘密

中学英語を得意に! 専門家が教える子音「c」の秘密「聞く」「話す」「読む」「書く」など、「使う」力が求められている中学校の英語。ベネッセ教育総合研究所が2009年に実施した調査で、「英語が苦手」と答えた生徒は6割に上る。英語が苦手になる大きな原因は、「文字が読めない・書けない」こと。逆に、「英語を『読める』ようになれば、『書ける』ようにもなる」と話すのは、関西大学教授の田尻悟郎氏だ。英語教育の専門家で、「世界の100人の教師」に選ばれたこともある田尻氏が、子音の読み方のルールを解説する。

 

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英語の子音には、意外に知られていない読み方のルールがあります。

 

“kettle(やかん)”“muffin(マフィン)”“hippo(かば)”のように「同じ文字が連続した子音は、1回しか読まない」というルールは、無意識のうちに理解していると思います。“happy”を「ハプピイ」と読む人は、あまりいませんよね。

 

連続した子音には、実はもう一つルールがあります。それは、「連続した子音の前の母音は、短い読み方になる」こと。

 

たとえば、「ap」は[エァプ]とも、[エイプ]とも読めます。April(4月)という単語は、apで始まって[エイプリル]と読みますね。しかし、 app と書くと、もう[エイプ]とは読めません。 appleは[エァプル]、 happyは[ヘァピィ] といった読み方になります。無意識にでも、このルールを知っていて、読めるかどうかが中学では大事です。

 

もう1つ、意外と意識されていないポイントが、cの読み方。cには、[ク]と[ス]という2つの読み方がありますが、直後の文字で読み方が決まることをご存知でしょうか?

 

●[ク]と読む場合
・ “car”“cut”“computer”のように、次にa、u、oがきている
・ “doctor”のように、次に子音が来ている
・ “music”のように、cで終わっている

 

●[ス]と読む場合
・ “city”“rice”“celory”“cycle”のように、次にi、e、yがきている

こうした英単語のルールは、自分で発見する喜びを感じるといいですね。自分で発見したルールはなかなか忘れないものです。

 

出典:英語が得意になる方法 文字が読める・書けるようになる【後編】 -ベネッセ教育情報サイト

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