「書き順」が大事な理由って? きれいな字が書けるようになるためのポイントをご紹介

小学校で習うけど、いつのまにか自己流になりがちな「書き順(筆順)」。実はきれいな字を書くための秘密が詰まっていて、意識することで漢字を覚えやすくなるメリットもあるんです。お子さまと一緒に今いちど、書き順について見直してみませんか。

この記事のポイント

「書き順」は誰が考えた?

漢字やひらがな・カタカナはそもそも、人が人へ何かを伝えることを便利にするために生まれたものです。そしてそれらの「書き方や書く順番」などは、実は書くことを仕事とし、研究していた人たちが「より早く・より正しく」書くために少しずつ改良を重ね、考えられたものだそう。

つまりいろんな人たちが長年漢字やひらがなを使い続けてきて導き出した≪一番早く、きれいに書ける方法≫、それが「書き順」なんですね。

書き順を守ることのメリット・理由は?

書き順を守って書くと、漢字やひらがなを書くのが苦手でも不思議と上手に書けたりしてメリットがいっぱい。その理由をご紹介しましょう。

・文字が書きやすい

文字には「止め・はね・はらい」などがあり、きれいで正しい文字はそれらがきちんと目で見て分かるように書かれています。書き順はそれらを順番にこなせるよう考えられているので、書き順どおりに書くことで自然と止め・はね・はらいがやりやすくなる効果も。

それらがきちんとできていれば、誰が見てもどんな文字か分かる、読みやすく伝わりやすい文字……つまりきれいな字に近づけることができます。

・文字を書く、覚えるのが速く楽になる

書き順通りに書けば止め・はね・はらいがスムーズに進み、流れるように文字が書けるので、全体的に文字を書くスピードが速くなったりします。また、同じ部首は書き順が同じ場合が多いので、感覚的には新しく漢字を習っても「新しい漢字」というより「同じ部首の別パターン」になり、より覚えやすくなるメリットも。

文字がスムーズに書けるので覚えるのも書くのも楽で、今まで文字を書くために使っていた集中力を「話を聞く」など他のことに回せるようになるかもしれません。

・たくさん書いても疲れにくくなる

流れるようにスムーズに書けるようになると、一文字ずつ力を入れて意識しながら書かずに済むので、同じ労力でよりたくさんの字が書けるようになります。小学生はとにかく書くことが多いので、「もう書くのがイヤ!」と宿題を放棄する子も。書き順を守って「たくさん書いても疲れにくい」スキルを身に付けさせてあげたいものです。

書き順を上手に覚えるコツ

大人でも「あれ? この文字の書き順、どうだったかな?」なんてことありますよね。実は書き順には基本的なルールがあるので、これを知れば覚えやすくなるかもしれません。

・基本は「上から下」「左から右」

書き順には7つのルールがあり、すべてではありませんが多くの文字がそのルールに当てはまります。「上から下」「左から右」のほかに「縦横が交わる字は、横棒から縦棒」「真ん中と左右がある場合は真ん中から」など。いろんな字を当てはめてみるととても面白いので、お子さまと一緒に確認がてらチェックしてみても。

・トレーシングペーパーでなぞり書きをする

上手な文字を書けるようになるには、お手本をなぞって「上手な文字を体感」するのが一番です。書き順のルールを踏まえて、あとはひたすら意識して練習するのみ。力の入れ方やちょうどよいバランスを、感覚で覚えましょう。

・鉛筆をきれいに持ち、正しい姿勢を意識する

鉛筆をきれいに持つことで手が疲れにくくなり、よりスムーズに早くたくさん書けるようになります。また、力を入れすぎることがなくなるため姿勢がきれいに保ちやすいというメリットも。

ただし文字は基本的に「右利き」でスムーズに書けるようになっているので、「左利き」のお子さまの場合は「押して書く」ようになり力が入りすぎたり、文字が見えるよう手を巻き込む形で書いたりしがちです。これも鉛筆を正しく持つことで改善する場合もあるので、持ち方補助グッズをつかったりして根気よく意識を続けましょう。

まとめ & 実践 TIPS

書き順を理解すると字が上手になりやすいという大きなメリットがありますが、お子さまによっては字が上手になれば書くのが楽になる・人前で文字を書くのが苦にならない・勉強への意欲が湧きやすいなど、さらに嬉しい付加価値が得られる可能性も。


また、書き順を見直しながら、ひらがなや漢字の成り立ちを考えるのも面白いかもしれませんね。ぜひお子さまと一緒に「書き順」について学んでみてはいかがでしょうか。

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