勉強の効果アップ! 学習計画表を作ろう!

学習計画表は、長期休暇の宿題を焦らずきちんと終わらせたり、テスト前にきちんと勉強したりする際に役立ちます。とはいっても、お子さまがいきなり計画表を作るのには難しいこともあるでしょう。
そこで今回は、小学生のお子さまのための学習計画表について、作り方や注意点などをご紹介します。

学習計画表を作るメリットとは?

学習計画表を作ることには以下のようなメリットがあります。

【1】目的が明確になっているためやる気がアップする

目的がなく勉強していてもモチベーションがなかなか上がらないことがありますよね。計画表を作れば、毎日のノルマをはじめ、勉強する目標が明確になるため、勉強のやる気がアップするという効果があります。

【2】毎日勉強内容を考える必要がなく、勉強の効率が上がる

毎日机に向かう度に「今日は何をどのくらいしよう」と考えていてはあまり効率がよくありません。計画を立てておけば、机に向かってすぐに勉強に取りかかれるため、効率的であるというメリットがあります。

【3】テストなどに向けて焦らずにすむ

テスト前日になって「テスト範囲の勉強が終わっていない!」と思ったり、夏休みが終わる直前になって「まだこんなに宿題が残っている!」と思ったりした経験はありませんか?
計画的に毎日勉強のノルマをこなしていれば、テストや休み明け直前になって焦ることもなくなります。直前に一気にやるよりも1日にやる勉強量の負担が減る点もメリットです。

【4】進み具合が見えるため達成感を味わえる

毎日のノルマなどさまざまな目標を達成したときに達成感を味わえ、自信がつきます。達成感や自信は勉強を続けるモチベーションになる点がポイントです。

【5】勉強を習慣化できる

計画に沿って勉強することで勉強を習慣化できるようになります。勉強する癖がつけば、自分から進んで勉強できるようになるというメリットもあります。

小学生でもできる! 学習計画表の作り方

学習計画表は具体的にどのように作ればいいのでしょうか。以下で方法をご紹介します。

【1】大目標と小目標を立てる

まずは計画表を作る目的を明確にしましょう。長期的な大目標と、短期的ないくつかの小目標を立てていきます。
例えば大目標は、「成績表でAを取る」、「中学受験の志望校に合格する」といった目標を立てましょう。高めの目標を設定しておくとよいですよ。
小目標は、大目標を達成するために必要な日々の小さな目標です。「テストで80点以上取る」、「夏休みの宿題をお盆までに終わらせる」など、達成可能で具体的な目標を立てましょう。
目標はモチベーションアップにもつながるため、必ず立てるよう習慣化しましょう。

【2】やるべき全体の量を日数で割ってノルマを作る

目標に沿って1日の勉強のノルマを設定しましょう。やるべき勉強量を目標までの日数で割って具体的な勉強量を決めます。ノルマは余裕のある量で作っておくことがポイントです。
なおノルマは「1日1時間」といったような時間ではなく、「1日にドリル2ページ」といったような量で設定しましょう。なぜなら、時間で設定すると時間内に必要な勉強量を達成できず、最終的に目標を達成するためのやるべき量を消化しきれない可能性があるためです。
効率的に勉強するためにも、時間ではなく量でノルマを設定するようにしましょう。

【3】予備日や休みの日を作っておく

毎日勉強していると疲れてしまいますから、計画表の中には休みの日も作っておきましょう。体調を崩したり急な用事が入ったりしてノルマが達成できなかったときのために、予備日を作っておくと安心です。
計画を遅れたままにしてしまうと、計画がだんだんとさらに遅れてやる気がなくなってしまうということもあります。余裕のある計画を立てることが大切です。

計画表どおりに学習するためのコツ

せっかく計画表を作っても、計画どおりに勉強できなければ作った意味がありませんよね。毎日計画に沿って勉強できるようモチベーションを保つ工夫も大切です。
例えば毎日計画が達成できたかを「見える化」してみましょう。大きな計画表に、シールを貼ったり色を塗ったりスタンプを押したりするとお子さまは喜びますよ。
また、「計画どおりに1ヵ月勉強できたらごほうび」などというルールを設けてもいいでしょう。ちょっと特別なおやつを食べられたり、新しい文具を買えたりする、といった小さなことでも効果がありますよ。

計画表を作るときの注意点

計画表を作るときには、以下の2点に注意しましょう。
ひとつ目は、適宜計画を見直すことです。予定は未定ですから、計画どおりにいかないこともあるでしょう。ひょっとすると、計画表に無理がある可能性も考えられます。その際には保護者が一緒に計画表を確認して、計画を立て直すようにしましょう。
ふたつ目は、計画的な学習を保護者がサポートすることです。お子さまひとりでは計画を立てるのに時間も労力もかかってしまいます。計画は保護者も一緒に考えてあげるようにしましょう。またお子さまひとりだと計画を管理しきれないこともあるかと思います。保護者が折を見て進捗状況を確認してあげるようにしましょう。

学習計画を立てて効果的に勉強しよう!

計画的な勉強は中学生や高校生になっても役立ちます。さらに将来大人になって仕事をするようになってからも、計画を立てて行動することは大切です。
お子さまに計画の重要性を理解してもらいながら、保護者も一緒に計画表を作ってみましょう。きっと成果が表れるはずですよ。

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