注目のジュニアNISA、よくある質問に専門家が回答

注目のジュニアNISA、よくある質問に専門家が回答2016年1月から始まった「ジュニアNISA」。0〜19歳の未成年者を対象にした少額投資非課税制度で、未成年者名義の口座で非課税投資枠が与えられるのが特長だ。ベネッセ教育情報サイトでは、コモンズ投信の渋澤健氏に、ジュニアNISAについてQ&A形式で話を聞いた。

Q:NISAとジュニアNISAとの違いとは?


既存のNISAとジュニアNISAの大きな違いは、子どもの名前で口座が作れるということです。その他の代表的な違いは以下の通りです。注目のジュニアNISA、よくある質問に専門家が回答

Q:ジュニアNISAに贈与税はかからない?


そもそも贈与税は、贈与の記録が残っていて、年間110万円の範囲内であればかからないものと法律で定められています。そのため、ジュニアNISAも年間110万円までの枠内で使う分には、贈与として認められています。たとえば、毎月1万円×12か月で1年間12万円をジュニアNISAの口座で運用している場合は、残りの98万円の枠が残っているということになります。

Q:ジュニアNISAの非課税期間は「5年間」?


たしかに、NISAもジュニアNISAも非課税の期間は5年間という期限付きの制度ですが、はじまったばかりで、これから変わることも多いと予想されます。たとえ5年間で制度が終わってしまったとしても、税金において優遇されるということには変わりありません。新しいことにチャレンジする、自分の人生を左右する進路を選ぶことは、誰にとってもとても勇気のいることです。投資は毎月数千円の少額からでも始められるものもありますから、人生の岐路に立った子どもの背中を押してあげられるような手助けを、保護者のかたができるようになるとよいですね。

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