【世界の中学生~アメリカ(4)~】家庭や学校はどんな感じ?
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世界各国の中学生たちの生活にせまるシリーズ。アメリカ・ワシントン州に暮らすオリビアさんの生活から、アメリカの一般家庭や学校事情を探ってみたいと思います。

共働きが多いアメリカ。休日、両親のどちらかがいないことも
アメリカの一般的な家庭はほとんどが共働きで、オリビアさんのお父さんは水道・暖房設備士、お母さんは医療検査技師として働いています。お父さんは、平日と隔週の日曜日に出勤していて、行き先によって帰りが早かったり遅かったりするそう。それでも、平日は子どもたちの習い事の送り迎えを担当してくれているそうです。
お母さんは、火曜から土曜までフルタイムで出勤。忙しいなか、毎朝6時には起床して、子どもたちの朝食やランチを用意し、休日もなるべく家にいるようにして、家族の時間を大切にしています。
オリビアさんの休日の過ごし方は、家族と散歩をしたり、親戚の家に遊びにいったりということもあるそう。でも、お休みの日でも両親のどちらかがいないことが多いので、家の掃除や洗濯を手伝っていることが多いんだとか。やっぱりおうちのお手伝いというのは、どこの国でもあるものなんですね。
子どもが学校に通わない場合もあるアメリカ
ミドルスクールに通うオリビアさんは、スクールバスと徒歩で通学をしていますが、アメリカの通学事情は、実は地域によってかなり異なるようです。
人口の多い地域には、住所によって定められたホームスクール以外に、州の指定するカリキュラムに沿わない方針をもつチョイススクールに通うオプションもあります。人気のあるところは抽選です。
また、学校から距離があって、毎日通うバスなどがないという遠隔地に住む人は、家でお母さんが勉強を教えるという場合もあります。また、宗教上の理由から公立の学校に通わせることを拒否し、家庭で教育する人もいます。
学校に通わないケースもあるということは、国土が広く、多人種国家であるアメリカらしい特色だといえそうです。
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