自由研究で科学の扉を開け 4つのポイントで見違えるほどの仕上がりに

自由研究で科学の扉を開け 4つのポイントで見違えるほどの仕上がりに夏休みの自由研究は、科学の面白さを知るためのとてもよい機会のはずだ。どうしたら自由研究を深められるのだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、筑波大学生物学類のサイエンスコミュニケーターとして、未来の科学者を育成するプロジェクトに関わる尾嶋好美氏に、自由研究のポイントを伺った。***自由研究で学びを深めるためのポイントを、ここでは4つご紹介します。(1) 誰も知らないことを研究しよう!自由研究では、インターネットで検索してわかるようなことではなく、誰も知らないことを研究するとおもしろいです。たとえば、ダンゴムシは歩いている時に壁にぶつかると左右交互で曲がるという習性(交替性転向反応)を持っています。しかし、「ずっと真っすぐに進んでいたら次に曲がる方向を忘れてしまうんじゃないか」と考え、それを中学生時代に検証した生徒がいます。生物にはまだまだ知られていない生態がたくさんありますので、テーマとしてはオススメです。(2) 何と何を比べるかはっきり決めよう!テーマが決まったら、自分なりの仮説を立て、その仮説を立証するために実験を行い、結論を導くのが自由研究の流れになります。実験でポイントになるのが、何と何を比べるか決めることです。たとえば、パンはなぜ膨らむのかという単純なテーマでも、手順を踏めば科学的な実験になりますし、表にまとめれば、立派な自由研究になります。テーマが決まってどんな実験を行えばよいのかわからない場合は、学校の理科の先生に相談してみるとよいでしょう。(3) 正確に計量、計測しよう!科学実験では、正確な計量や計測をすることがポイントです。これは、条件を変えて実験した場合に、比べられるようにするためです。科学実験では、何度やっても同じ結果が得られるという再現性がとても重要だからです。量であれば、1グラム単位で量れるはかりを使って計量し、その結果をメモしておきましょう。(4) 予想どおりの結果にならなかったら?予想どおりの結果にならなかった時こそ、オリジナルの自由研究をするチャンスです。原因を細かく考えてみましょう。そして実験の条件を少しずつ変えていき、結果を比べてみてください。

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