小学生が最も苦労する宿題「自由研究」 成否を左右する「テーマ決め」のコツは?

小学生が最も苦労する宿題「自由研究」 成否を左右する「テーマ決め」のコツは?もうすぐ迎える夏休み。遊びの計画を練るのは楽しいものだが、宿題の計画を練るのもお忘れなく。ベネッセ教育情報サイトでは、小学生のお子さまを持つ保護者を対象に「自由研究」についてのオンラインアンケートを実施した(アンケート期間2013年9月/回答者数1349票)。

 

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アンケート結果では、定番のドリル・プリントに続き、2番目に多く課されていた自由研究。また、「いちばん苦労していたのは、どの宿題ですか?」の質問では、3割以上が「自由研究」を挙げ、トップを占める結果に。取り組みさえすれば着々と終わりが見えてくるドリルやプリントと異なり、自由研究はまずテーマを決めなければならず、その点が腰を重くしているのかもしれません。
実際に「テーマが決まるまでが大変だった」「さまざまなテーマが浮かんでは消え……」という、テーマ設定に苦労したという声が多く聞かれました。「なかなか決まらず、子どものやる気が続かなかった」という悪循環に陥ってしまうケースも。
なかには、「まだ1年生で『自由研究』が何なのかよくわかっておらず、テーマ選びどころではない」という、根本的な問題もあることがわかりました。

 

このように、多くの人が悩む「テーマ」選び。「とにかく、短時間で終わるもの。家にあるものでできるものを選んだ」と、子どもが苦労することを見越して「先手を打つ」保護者もいるようですが、まずは、お子さま自身にやりたいことはないのかを聞いてみましょう。「『身近で疑問ある?』って聞いたら『あるよ! 二十日大根は本当に二十日で食べられるようになるの?』と即答だった」という声にもあるように、普段から疑問に思っていることがスラッと出てくるかもしれません。

 

また、「夏休みに入って、最初に出かけた旅行で出合ったものに興味をひかれたようです」「帰省先の三重県について調べていたところ、全国を同じように調べたらおもしろいだろうと、47都道府県について人口等いろいろ調べました」といったように、旅行に行った時のわくわく感をそのままテーマ決定につなげる、という方法も。それでもどうにも見つけられないようであれば、「とりあえず図書館に連れて行った」というように、とにかくいろいろな情報を得られる「場」に連れて行く、という手もあると思います。

 

長いようで短い夏休み。「最初、カブトムシの観察をする予定だったが、気付けば日がずいぶんたっていたので、観察をあきらめ、物の製作に変更した」という声にもあるように、せっかくテーマを決めても、後回しにしているうちにシーズンが過ぎてしまい……という目も当てられない状況に陥ることも。
テーマを決めたらすぐに始められるように、子どもをサポートすることも大事だといえます。

 

出典:早めに始めたい「自由研究」 テーマ設定が成否の決め手!? - ベネッセ教育情報サイト

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