子供が一人でも勉強できる6つの工夫

共働き家庭などで、子供が帰宅時不在にすることが多い、保護者が忙しいご家庭では、不在中でも勉強に取り組めるよう、どのような工夫をされているのでしょうか。(文/筒井範子)

保護者が不在中でも子供が勉強ができるようにする6つの工夫

小学生の共働き保護者にアンケートを実施したところ、回答はざっくりと「約束系」「見える化系」「報告・確認系」「家族活用系」「習慣系」「のせ上手系」の6つに分けられました。

○約束系

・「これだけはやろう」と、やるべきことをしぼっておく。

・家庭学習教材の「ここをやっておくように」と、具体的に勉強することを指示する。

・宿題以外に毎日学習することを確認している。うちは「2講座1チャレ」が合言葉(「ゼミ」の「中学受験講座」を2回分、「チャレンジ」を1回分する。という意味)。

・宿題はやってくるという約束をしています。学童から帰宅すると、遅い時間になっているので、帰ってからやるのは本人も辛いようで、たいてい学校でやってきます。 

・「宿題や『チャレンジ』をしてから遊ぶ」という約束をしている。

○見える化系

・カレンダーや紙に、その日にするべきことを書いている。

・低学年の頃は、ホワイトボードに帰ってからの宿題内容を書いておき、取り組めたらマグネットをのせて終了していることがわかるようにしていた。

・大まかなスケジュールを紙に書く(勉強時間だけでなく、遊びやお手伝いの時間も含め)。

・保護者(自分)が仕事のときは、子供がやるべきことのタイムスケジュールを書いておく。やるべき勉強の内容もしっかり書いておく。

・子供と親の、お互いのスケジュールを見えるようにしてある。

○報告・確認系

・私(母)が帰って来た時に、何をしていたか報告させる。

・電話を入れて、帰宅していることや今日やることを確認する。

・子供自身にゲームの時間、勉強の時間を決めさせて、私(母)が帰ってから確認する。

・出かける前に「今日は何をする予定なの?」と確認し、帰宅したら目標達成したか聞く。

・不在中に取り組んだ「チャレンジ」を見せてもらう。

○家族活用系

・おばあちゃんに勉強をみてもらう。

・高校生の兄がいる時は、勉強を見てもらう。

○習慣系

・帰ったらお風呂→宿題・勉強→夕食→テレビ→就寝(9時ごろ)のペースを崩さないようにしている。

・食事の時間を毎日同じにする。

・帰ってきたらすぐに宿題をすることを徹底している。

・夕飯までには宿題や習い事を済ませるように言っている。

・宿題の時間、遊ぶ時間、夕食の時間などをだいたい決め、その時間に間に合うようやらせている。

○のせ上手系

・誰かがいないと勉強しないタイプなので、なるべく早く帰って、「夕ご飯を作るのと宿題が終わるのとどちらが早いか競争!」と、短時間に集中させて取り組ませるようにしている。

・30分「チャレンジ」をやったら15分好きなことをやるなど、あえて30分以上は同じことをさせないように声をかけておく。



このほかにも、「メールで勉強内容の指示をしている」など、今ドキの方法で勉強の進み具合を確認している家庭もありました。これらのアイデアは、共働き家庭でなくてもまねできるので、取り入れてみてもいいかもしれません。

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