百玉そろばんってなに?

 百玉そろばんは、ものによっては大変カラフルな色づけがされており、よく知らなければただのおもちゃのように見られることもあります。ですが、きちんと計算に使ったり、数の勉強に使ったりすることもできるのです。

 

 

「百玉そろばん」とは?

 「百玉そろばん」とは、一般的なそろばんの「子ども版」のようなそろばんです。一般的なそろばんは片手で持てるほど小さく、狭いスペースで使うことができますが、百玉そろばんは幼児の小さな手でも扱いやすいよう大きめに作られていますので、広いスペースが必要です。床に置いて使うこともあります。市販されているものには、「スタンド式」のものが多いでしょう。百玉そろばんはさまざまな種類のものが開発されていて、3桁ぐらいでそろばんと同じぐらいの大きさで、5玉のない一桁10個のものもあります。

 

 

「百玉そろばん」には、1本の桁に10個の珠

 一般的なそろばんは、1本の棒(桁・けたといいます)に五つの珠しかありません。百玉そろばんの場合は、1本の桁に10個の珠が通されています。10個の珠の通った桁が10本並び、全部で100個の珠がそろっているわけです。

 

メーカーによっていろいろな百玉そろばんがありますが、多くは10個ずつ、あるいは5個ずつで色がつけられており、目にも鮮やかで楽しい雰囲気があります。また、木やプラスチックでできており、珠と珠がぶつかると、ぱちぱちとよい音が響きます。

 

大きめに作られているので、まだ手先がおぼつかない幼児でも、一つずつ動かすことができます。珠だけでは誤飲の可能性などもあって危険ですが、百玉そろばんであれば、どんなに強い力で動かしても外れる可能性は非常に低く、安心して扱うことができます。子どもに数字を教える際に、視覚で理解し、楽しみながら数字に触れることができる百玉そろばんは、知育玩具として非常に役立ちます。

 

 

記事監修:
一般社団法人日本珠算連盟教育研究部部長 西川善彰

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