何着せる? 入学式の服装:女の子編

 男の子よりもちょっと「おしゃれの関心度」が高いかもしれない1年生の女の子たち。入学式には一体何を着せてあげればいいのでしょうか。「学校」ということを考え、「かわいく見えるけどきちんとした格好」をめざして準備していきましょう。女の子の場合は特に「あんな洋服が着たい」という憧れももっているかもしれません。親が勝手に決めるのではなく、お子さまと一緒にお洋服選びができるといいですね。

 

 


ドレッシーになりすぎない服で「きちんと感」を出そう

 たくさんのリボンやレース、ひらひらとしたスカート・・・かわいらしいものですが、着ていくのは入学式。ぜひ、「きちんとした感じ」を出して、勉学の場にふさわしいものを選ぶことにしましょう。リボンは襟元にワンポイント、レースも少し遠慮がちに見えるぐらいのほうが、全体のバランスも整えやすくなります。

 

 例えば、ブレザーにブラウス、プリーツ(折ひだ)の入ったスカート。ジャンパースカートなどのワンピースに、丈の短いボレロジャケットなどもいいですね。ブレザーやジャケットの代わりに、カーディガンやベストを合わせると、ふんわりとしたやわらかい雰囲気が出ます。

 

 セット売りだったものを単品で使う・飾りを取るなどすれば、「その後も学校に来て行ける服」「ちょっとしたお出かけにも使える服」となるようなものが、ちょうどいいのではないでしょうか。

 

 

意外に大事、「一人でトイレに行ける服装」であること

 学校にもよりますが、入学式は最初から最後までずっと親と一緒にいるわけではありません。子どもたちだけで動いたり、あるいは、高学年の子どもたちにお世話を任せる場合があります。

 

 その時に考えなければいけないのが、一人でトイレに行く可能性があるということです。長すぎるスカートや、ひらひらしすぎて抑えにくいスカートでは、トイレで手間取ってしまいます。また、短いスカートは寒いだろうとストッキングやタイツを履かせても、うまく脱着ができないかもしれません。和式トイレの場合には、衣類を汚してしまう場合もあります。トイレに行きやすい服装であるかどうかをよく考えて、コーディネートしてあげてください。

 

 髪型もいつもよりちょっと気をつけて。前髪はきちんと切るか、ピンでまとめるなどして顔がすっきり見えるようにしてあげましょう。写真撮影があることを忘れず、維持しやすい髪型を心がけてください。

 

 

倉持鎮子

自身も6歳、10歳の子どもを育て、育児・食育・親子問題についての執筆を行うライター。医療・健康・体の不思議、子育て中にもできる美容などにも触れ、さまざまな面から「子どもとの生活」についてのライティング実績がある。講師業では、「脳と体を考える食育」についての情報を提供。

 

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