小学校入学式の日程や流れ、持ち物、服装、写真撮影は?まるっとガイド!【体験談あり】

2023/12/12

  • 子育て

小学校の入学式 日程・持ち物etc. ガイド

小学校の入学式は、わくわくと緊張が入り交じる一大イベント。
「うちの子の成長を感じた! 忘れられない1日になった」といったステキな思い出を残すには、事前にイメージをふくらませておくのがオススメ。
とはいえ、冬から春にかけては入学準備以外でも何かと忙しい季節ですよね。そんな時は早めにさっとポイントをおさえておくだけでも、「直前に準備できていないものがあって焦る!」といった事態を防ぐことができ、結果的に時短につながります。

今回は、入学式の日程や流れ、持ち物や服装、マナーなどについてまるっと解説します。飛ばし読みでもよいので軽く一読して、全体の概要をつかんでみてください。
先輩保護者のかたの入学式の思い出もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

小学校入学式の日程と時期

小学校の入学式は、4月の1週目〜2週目に行われることが多いです。平日に行われることが一般的ですが、土曜に行われるケースも一部あるようです。

具体的な日程は、各自治体や学校ごとに決められているため、お住まいの自治体や入学予定の小学校からの通知を確認しましょう。入学前に実施される入学説明会で日時が伝えられることも多いでしょう。

2023年度の小学校入学式の日程の一例は次のとおりでした。

● 北海道札幌市立小学校:4月6日
● 東京都練馬区立小学校:4月6日
● 愛知県名古屋市立小学校:4月6日
● 大阪府大阪市立小学校:4月5日、6日、7日、10日(7日実施が最多)
● 福岡市立小学校:4月12日
● 那覇市立小学校:4月10日

小学校入学式の1日の流れ

小学校の入学式の1日の流れの例をご紹介します。地域や学校によって異なりますが、ご参考にしてみてくださいね。

入学式の流れ

● 登校

 ○ 家の前や桜の木の前、校門の前などで記念撮影をする場合、早めに出発できるといいでしょう。
 ○ 校門の前でクラス分けの紙を配布する学校もあります。

● 受付

 ○ 自治体や学校から送付された就学通知書を提出することが多いです。

● 会場へ移動(お子さまと保護者のかた別々で入学式会場へ)

 ○ お子さまは上級生などの誘導でクラスごとに集合します。
 ○ 保護者のかたは各自入学式会場となる体育館などへ移動します。
 ○ 入学式会場には、お祝いの電報などが掲示されていることが多いです。通っていた保育園や幼稚園からの電報が届いていることもあるので、時間に余裕があったらチェックしてみてもいいでしょう。
 ○ 保護者の座席は、自由席が多いです。

● 入学式

○ 入学式は1時間以内に終わることが多いです。式の進行の例は次のとおりです。
 ■ 新1年生入場
  ・クラスごとに先生を先頭に入場します。
  ・大きな拍手で迎えてあげましょう。
 ■ 開会の言葉
 ■ 校長先生からのあいさつ
 ■ 来賓祝辞
 ■ 在校生からの歓迎のあいさつ
 ■ 担任紹介
 ■ 校歌斉唱
 ■ 閉会の言葉
○ 学校によっては、入学式の最後にクラスごとに集合写真を撮影することもあります。

● 教室へ移動

 ○ 新1年生だけでなく、保護者のかたも教室に移動。
 ○ 教室で行うこと
  ■ 担任の先生の自己紹介
  ■ 翌日以降の流れの説明
  ■ 教科書配布
  ■ 提出物配布

● 下校

 ○ 保護者のかたとお子さまが一緒に帰宅します。
 ○ 入学式前に記念写真を撮れなかった場合は、校門や桜の木の下などで撮影できるとよいでしょう。
  ※校門が道路に面しているなどの場合は校門前での撮影が危ない場合も。安全面で問題ないかやほかのかたの迷惑になっていないかは注意しましょう。

小学校入学式の持ち物リスト

小学校の入学式 基本の持ち物

入学式の持ち物は、入学説明会などで案内があります。指定された持ち物以外にも、あると便利なものもあるため、次のリストで確認しておきましょう。

基本の持ち物(学校から指示のあるもの)

 ● 就学通知書
 ● 子ども用上履き
 ● 子ども用体育館シューズ
 ● 保護者用室内履き
 ● 筆記用具
 ● ハンカチ・ティッシュ

あると便利なもの

 ● 保護者の靴を入れておくポリ袋
 ● 大きめのサブバッグ
  ○ 教科書や配布物などを持ち帰るのに使用します。
 ● カメラ・ビデオカメラ
 ● 三脚
 ● 防寒グッズ
  ○ 体育館は肌寒いことも多いものです。ひざ掛けやストールがあると安心です。
 ● 水分
 ● 下のお子さまを連れて行く場合は、飽き防止のおもちゃや絵本

小学校の入学式のマナー

入学式は、正式な行事です。お子さまの晴れの舞台を目に焼き付けることや、記録に残すことも大事ですが、思い出をよりよく残すために、マナーも大事にしたいですね。

● おしゃべりに夢中にならない

 ○ 子どもの姿を見て夫婦や保護者どうしで会話が弾んでしまうこともあるかもしれませんが、おしゃべりは小声で控えめに、を意識しましょう。

● 撮影ルールを守る

 ○ 撮影スペースや撮影可能時間が定められている学校も多くあります。ルールに従うことはもちろん、周りと譲り合って撮影することも心がけましょう。
 ○ シャッター音やフラッシュは可能な限りオフにしておきましょう。
 ○ 撮影した写真をSNSに公開することを禁じている学校も多くあるため、指示に従いましょう。NGでない場合も、他のお子さまや先生、保護者のかたの顔はスタンプで隠すといった配慮が必要です。また、安全のためにも学校が特定されるような写真は公開しないほうがよいでしょう。

● 式の最中にはお子さまへの声かけをしない

 ○ 入学式の入退場時にいいショットを撮ろうと声をかけそうになることもあるかと思いますが、式の雰囲気を壊さないようグッとこらえて。

● 小さいお子さまを連れていく際には、目を離さない

 ○ 入学式に下のお子さまを連れていく場合は、目を離さないようにしましょう。小さい子がぐずったり、声をあげたりしてしまうのは仕方がないものですが、周りのかたも理解してくださるからこそ、目を離さないように心がけたいもの。ぐずり出したら音の出ないおもちゃであやしたり、外に連れ出したりしましょう。

小学校の入学式の服装は?

入学式は晴れやかなお祝いの場であると同時に、正式な式典です。服装もきちんと感を基本に、お祝いにふさわしい華やかさを加えていけるといいですね。

お子さまの服装

小学校の入学式お子さまの服装

男の子も女の子もパンツもしくはスカート、シャツ、ジャケットのスーツスタイルがよいでしょう。女の子は、きちんと感のあるワンピースでもいいですね。

色は、黒やグレー、ネイビーといった落ち着いたものだけでなく、白やパステルカラーをポイント使いにしてお祝いの華やかさを加えるのもいいですね。

靴は、服に合わせた革靴やローファーを準備してもいいですが、お子さまによっては履き慣れずに足を痛めてしまうことも。フォーマルシューズにこだわりすぎず、服の色に合わせたスニーカーなどでもよいでしょう

保護者のかたの服装

小学校の入学式 保護者のかたの服装

保護者のかたの服装はスーツやシックなワンピースなどのフォーマルな服装がベターです。

ワンピースについては、きちんと感のあるフォーマルな襟付きのものやボレロを重ねるスタイルでもよいでしょう。

色に関してはお子さま同様、黒やグレー、ネイビーを基本にしつつも、ネクタイやコサージュ、ネックレスなどで白やパステルカラーを使って華やかさをプラスできるとすてきですね。派手すぎる色でなければ、淡いカラーのスーツやワンピースもよいでしょう。

靴は、シンプルで品のある革靴やパンプスを選んで。女性の場合は、ヒールが高すぎると、歩きにくかったり、校庭などに傷を付けてしまうこともあるため、5cm程度までにしておけるとよいでしょう。

バッグはシンプルなデザインのバッグに加えて、脱いだ靴や配布された教科書を入れられる大きめのサブバッグを持っていきましょう。

小学校入学式での写真撮影のポイント

お子さまの晴れ舞台である入学式は、写真で思い出を残しておきたいものです。オススメの撮影スポットやシーンをご紹介します。カメラ目線の写真だけでなく、自然な様子も残しておけると、あとで見返した時により思い出も深まるはずです。

 ● 入学式で着るジャケットに袖を通している様子
 ● ランドセルを背負う様子
 ● 玄関を出る瞬間
 ● 通学路を歩く後ろ姿
 ● 保育園や幼稚園の入園式の際に撮影した写真と同じ場所やポーズ
 ● 桜の木やきれいな花とのショット
 ● 「入学式」と書かれた看板の前
 ● お友達と並んで歩く姿
 ● 入学式の入場・退場の様子

今となってはいい思い出! 皆さんの小学校入学式体験談

小学校の入学式は、一生に一度の忘れられない思い出となるもの。先輩保護者の体験談から「うちはこんなふうにできるといいな」と想像をふくらませておくのもいいですね。(※1)

まずは、お子さまの成長を感じたというエピソードからご紹介します。

 ● 幼稚園の入園式では、雰囲気になじめず、ずっと泣いていて会場にも入れず、我が家だけ教室で待機ということがありました。しかし、入学式ではきちんと並び歩いているのを見て、成長したんだなぁ! と感動しました。(小3・大阪府)

 ● 入学式で決意表明をする機会があり、自分で考えて発表している姿に大きくなったなと成長を感じました。(小3・埼玉県)

記念撮影に関してのアイデアと失敗談も寄せられています。

 ● (入学式より前に)ランドセルを背負って、制服を着て桜が満開のとっておきの場所で家族写真を撮りました。入学式はお天気や桜の状態もわからないので、パパはスーツを、ママは着物を着ていい写真が撮れました。(小1・兵庫県)

 ● (入学式には)ランドセルは持ってこなくていいとあったので、手ぶらで行ったら記念写真を撮るのにランドセルを持ってきている子が多かった。また教科書ももらってきたので、ランドセルで入学式に行ってもよかったかなぁと思ったのが印象に残っています。(小2/中1/中3・三重県)

(出典)
ベネッセ教育情報サイト/お子さまの小学校入学・入学準備にまつわる思い出は?
https://benesse.jp/qa/nayami/20230324-2.html

まとめ

入学式は、お子さまにとっても保護者のかたにとっても一大イベント。持ち物から服装、記念撮影のプランなど事前にしっかり準備して、忘れられない大切な1日にできるといいですね。

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