自由研究 7割以上の保護者が「何かしら手伝っている」
ベネッセ教育情報サイトでは、小学生の保護者を対象に、「自由研究と保護者のかかわり方」をテーマにしたアンケートを行った(アンケート期間:2013/9/4~2013/9/10 回答者数:1349名)。夏休みに「苦労する宿題」トップに君臨する自由研究。なかなかやる気を見せない子どもの様子を見るに見兼ねて、手伝いたい衝動にかられている保護者も多いのではないだろうか。
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自由研究のテーマを誰が決めているかを聞いたところ、さすがに保護者が一方的に決めるというケースは少なく、「子どもが自分一人で決めた」が約4割、「子どもと保護者が協力して決めた」と合わせて半数以上を占める結果となりました。子どもが一人で決めるケースが意外と多いことに驚いたかたもいるかもしれません。しかし、子どもも自分なりに努力して、いろいろところからテーマを見つけ出そうとしているようです。
さて、テーマを決めたあとこそが自由研究の本番です。調べ物をしたり、記録を残したり、手を動かしてものを作ったり。保護者はどの程度手伝っているのでしょうか。自由研究を手伝うことについては、半数以上の保護者が「手伝うことはよい」と考えていることがわかりました。実際に何かしら手伝った保護者は7割以上に上りました。
「テーマは自分で決めたが、実験や報告書作成はほとんど親がやった」「アイデアは子どもが思い付いたが実現が難しく、具体的な部分は親がほとんど考えた」「ミシンが大変で、ほとんど二人羽織のような状態」といったように、実際にやってみると子ども一人で形にするには難易度が高すぎた、という意見が多く見られました。
「絵本作りは子どもの要望でしたが、親も夢中に。手伝いすぎてしまい少し反省」「子どもが昆虫好きで、素朴な疑問を実際に観察することで解き明かせた。親も一緒に感動した」などの意見は、自由研究にも夏のよい思い出にできるチャンスがあることを物語っています。