【自由研究 まとめ方のコツ(4)】失敗しても大丈夫! まとめで取り戻す、評価アップテクニック!
がんばって自由研究に取り組んだのに、「失敗した」「予定と違う方向へ進んでいる」「まとめきれない」など、苦しむことも多いもの。でも、どんな失敗もつまずきも、うまくまとめ込んで、良い味にしたいですね!
●途中でザセツ系
・本で読んでやったのに、思うような実験結果が得られなかった。
・工作や料理が失敗してしまった。
・観察していた植物が枯れてしまった。 …など
・実験や工作の失敗は、貴重なバリエーションのひとつに
なぜ実験が失敗したか、反省し、調べ直したことをまとめると、立派な実験記録となります。時間があれば、改良したやり方でやってみて、結果を比較検討する表などをつけると、深みのある調査に。
・観察途中の植物が枯れてしまったら……「仮説」と「反省」で深める!
観察していたミニトマトが全滅してしまったら……まずは「どこが悪かったのかな」と考え、反省点、次への改良点などを書き出せば、十分、面白い調査に。いくつか反省点が見つかったら、近所のミニトマトが元気に成長している畑、元気のないミニトマトの畑などを観察しに行ってみるのも良いかもしれません。
●エンドレス系
・簡単な実験のつもりが、どんどん横道にそれていき、何度も実験するハメに。
・調査対象が多くなりすぎ、夏休み中に終わりそうにない……。 …など
・今あるもので、グラフや表を作ってみて、まとめ始める!
終わりが見えないときは、すでにある調査結果でグラフや表を作ってみると、落ち着くかもしれません。必要なら、来年度へ持ち越しということで「○○調査・前編」としても良いですね。「仮説から、どれぐらい離れたか」「テーマの再設定」など、仕切り直すとスッキリ終われます。
●資料が集まりすぎてボーゼン系
・必死に集めた資料がぐちゃぐちゃ……。どうまとめて良いかわからなくてパニック! …など
・まとめやすいアルバムやスクラップ形式など選ぶ!
要素が多くなりすぎて、まとめに困ったら、冊子形式がオススメです。とくにごちゃごちゃしそうなときは、種類別・時系列・地域別などと整理しながらまとめていくことで、乗り切れます。
・絶対使いたいメインの写真や実験結果から選ぶ! そこに肉付けしていきます
「この写真はぜひ使いたい」とか「この実験結果はわかりやすいから絶対見せたい」などあれば、そこからスタート。いつもタイトルから始める必要はありません。メインを決めて、周りに肉付けしていくように資料を整理してみましょう!
失敗も、楽しんで。 まとめ始めれば、うまくいきます!
失敗したら、反省して、また仮説を立て直して、再挑戦。こうやって研究が深まっていくもの。失敗バージョンを活用すれば、予定よりずっと面白い自由研究になるものです。自由な発想で楽しんでください!
また、長引いたりして、収拾がつかなくなったときは、とにかく、まとめをスタートさせること。スタートすればできていくものですから、ここは保護者のかたの後押しがあっても良いかもしれませんね。