5分でわかる! 10年に一度改訂する「学習指導要領」とは?
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「学習指導要領」は日本の教育のガイドライン
約30年ぶりの授業時間数の増加や小学校への外国語活動の導入などを盛り込んだ新しい「学習指導要領」の方向性が、1月17日、文部科学大臣へ「答申」されました。
「学習指導要領」とは、どんな内容をどの学年で、どのくらい学習するかなどを示したものであり、各学校での時間割は、これを基準に組まれます。
「学習指導要領」が変われば、教科書もそれにそった新しい内容に変わります。
また「子どもたちが何を学習してきたか」は「学習指導要領」によって決まるので、入学試験で問われる内容も変わります。
このように「学習指導要領」は教育のあらゆる方面に影響を及ぼすガイドラインであり、これまでほぼ10年に一度のサイクルで見直されてきました。
変化の早い現代社会だから……改訂は絶対に必要!
ほぼ10年おきの見直しということは、保護者世代からいえば、今の子ども世代は「2~3回」見直された教育を受けているということ。
子どもの教科書や授業の様子を見て、「自分たちの頃とはずいぶん違う」という感想をもたれたことがあるのではないでしょうか。
教育とは、子どもたちが将来社会で生きていく力をつけるためのものであり、本来長い目で考えるべきことです。
それでも見直しが必要なのは、「社会が変化するから」「子どもたちが抱える課題に対応するために」なのです。
「現代社会の変化のスピードからすれば10年じゃ長すぎる」という意見も「2002年に新しい内容になったのに、もう見直し!? 学校現場が対応できない」という意見もあるでしょう。
いずれにしても、今を生きる子どもたちの「今しかない」子どもの時代に何が大切なのかという観点で、教育の変わる方向性や内容に関心をもつことが大人の責任なのではないでしょうか。
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