【体験談】うちはこうしています! 子どものニオイ対策

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暑い季節になると、気になってしまう身体のニオイ。
学年が上がるにつれて自分のニオイを気にするお子さまは増えますが、デリケートな悩みだけに周りには聞きづらい面もあるようです。
この記事では、保護者のかたとお子さまそれぞれの本音や、実践しているニオイ対策を紹介します。
「うちの子、ちょっとにおう?」と感じたり、お子さまからニオイ問題を相談されたりした時の参考になさってください!

※この記事は2022年6月に保護者のかた向けに実施した「まなびの手帳 6月のアンケート」と、2022年7月に「進研ゼミ」を受講していた大学生向けに実施した「まなびの手帳記事アンケート」をもとに作成しています。

この記事のポイント

保護者よりお子さま自身のほうが自分のニオイに敏感?

まずは保護者のかたに、「お子さまのニオイが気になったことはありますか?」と質問してみたところ、「気になったことがある」と答えた人が8割弱でした。

一方、「進研ゼミ」を受講していた大学生の先輩に聞いてみると、約9割の人が「自分の身体のニオイが気になったことがある」と回答しています。
保護者のかたが思っている以上に、お子さまは自分のニオイを気にしているのかもしれません。

ニオイ問題:身体のパーツでは「脇」、シーンでは「体育・部活中」が1位

「特にニオイが気になった部分」を「進研ゼミ」を受講していた大学生の先輩に聞いてみると、1位は「脇」
特に薄着の季節には、汗をかいた脇の下を意識する人が多いようです。
「身体全体」と回答した人も多く、自分の体臭をかなり気にするお子さまの意識がうかがえます。

※複数回答

シーン別では、「体育や部活動など運動をしたあと」がトップでした。やはり、「汗のニオイが気になる」問題はお子さまにとって深刻なようです。

※複数回答

保護者&お子さまオススメのニオイ対策

ここからは、保護者のかたやお子さま自身が実践し、効果を感じたニオイ対策をご紹介します。
ピンとくるものがあれば、ぜひ試してみてください。

【保護者のかたが実践!】

子どもの足のニオイが気になるので、足の爪切りや洗い方を指導。さらに、靴の中に消臭スプレーを吹き付けるなどして気長に対策していたら、いつの間にか改善されていました。
(広島県 おやぶんさん 中1の保護者)

汗をかいてもムレないように、インナーは通気性のよいものや速乾性のあるものを選び、汗をかいたらこまめに着替えるよう伝えたところ、汗臭さが軽減されました。
(千葉県 りょうママさん 中2の保護者)

タンスの引き出しや衣装ケースにポプリなどを入れておき、服やインナーがフワッと香るように工夫しています。
(北海道 ミントさん 高1の保護者)

そのほか、次のような方法でニオイ対策をしている人も多数見られました。

・「制服に消臭スプレー」「ロールオンタイプの制汗剤」などデオドラントグッズを活用
・「シューズドライヤーを毎日使う」「日干しして洗濯物の生乾きをシャットアウト」「インナーは通気性・速乾性を重視」などの方法で湿気・ムレを防ぐ
・「足専用石けんを使う」「しっかりシャンプーさせる」など、こまめに洗う
・「ソックスは重曹を溶いた湯につけて事前に手洗い」など、洗濯にひと手間

【お子さま自身が実践!】

靴下の予備を常備。汗や雨で濡れた時にすぐに履き替えると、あまりにおわないので安心でした。
(奈良女子大 文学部 H・T先輩)

体育の授業がある日などは着替えのシャツを必ず持参!
(新潟大 法学部 A・M先輩)

登校する時はミニ扇風機を持参し、極力汗をかかないようにしていました。
(名古屋大 医学部 M・N先輩)

制汗シートを使うにしても、ニオイのもとになる汗をしっかり取り除かないと効果も出にくいと感じたので、こまめに汗ふき。だからハンカチやタオルは必需品です!
(筑波大 生命環境学群 K・S先輩)

汗をかいた時、ニオイを消したくて制汗剤も汗ふきシートも……といろいろ使っていたら、違う香りが混じり合ってイヤなニオイに……。それからは、統一された香りの製品を使うよう注意しています。
(立教大 経営学部 A・A先輩)

お子さま自身が使っていたニオイ対策グッズとしては、制汗剤と汗ふきシートが人気でした。
ただ、「汗ふきシートは学校で捨てる場所に困る」「香りつきの制汗剤だとそのニオイも気になるので無香タイプ」という意見も。

保護者のかたがニオイ対策をサポートする際は、お子さまと相談しながら生活シーンに合う方法を一緒に考えてあげてもよいでしょう。
また、「ニオイグッズは『買って』と保護者に伝えにくい」というお子さまの声もあったので、さりげなく準備して勧めると喜ばれそうです。

まとめ & 実践 TIPS

身体のニオイ問題は、「保護者がどこまで関わるか」が難しいところ。
今回のアンケート結果からは、「中学生以降は少しずつ本人に任せていく」という対策の在り方が見えてきました。
きめ細かくケアすることによって、ニオイ問題はある程度解決できます。
さらに、「きちんと対策している」という安心感は、お子さまのメンタルにもよい影響を与えるはず。
ニオイ対策もコミュニケーションのきっかけと考えて、深刻になりすぎず、お子さまと一緒に楽しく対策していきましょう。

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