【保護者の方もご一緒に!?】高校時代の筋トレが一生モノの筋肉をつくる
- 育児・子育て
身長の伸びが徐々にゆるやかになって、骨格が完成する高校時代は、筋トレをはじめるベストタイミングです。そこで、筋トレの基本について、東海大学健康学部教授の有賀誠司先生にうかがいました。
骨格が整ったタイミングで筋トレをすることで、ぐっと引き締まった体型を目指せることはもちろん、机に長く向かえるようになったり、あらゆる部活で活躍する筋肉をつけられたりと「いいことづくめ」だそうですよ。
保護者のかたも、お子さまとご一緒にいかがですか?
「腹筋」「腕立て」「スクワット」こそ筋トレのビッグスリー
おなじみの「腹筋」「腕立て」「スクワット」の3種目こそ、じつは、全身を効率的に鍛えるビッグスリーです。
というのも、筋肉は小さな部位を一つずつ鍛えていくより、大きなところを鍛えるほうが、効率よく筋肉をつけられるもの。そして、それができるのが、この3つの筋トレなのです。
腕立ては上半身、腹筋はおなか、スクワットは下半身をまさに広範囲に鍛えられるので、組み合わせることで、全身をバランスよく強化できますよ。
「腹筋100回」では、筋肉はなかなかつきません
お子さまは「今日は腹筋を100回やる」などと、回数を目標に筋トレをがんばっていませんか? でも残念ながら、100回もできてしまうような負荷の軽い筋トレをやっても、筋肉はなかなかつきません。筋肉を長時間動かすための《筋持久力》がアップするだけなのです。
では、筋肉をつけるためにはどんな筋トレをしたらいいのかというと、
①正しいフォームでやる
②ギリギリ10回できるくらいの負荷をかける
③ゆっくりとやる
以上の3つを守ることが大事です。
体づくりのための筋トレは、「ギリギリ10回」できる程度の負荷をかけてやる時に、効果が出ます。
そのため、上のキホンのやり方で「10回もできない……」という場合は、手をおなかの上に置いたり、太ももの裏側を持ったりして、負荷を減らして調整しましょう。
逆に、ラクに10回以上できる場合は、ペットボトルなどをおもりにして、負荷を増やすといいですよ。
サイズを測って筋トレを楽しく
筋トレに限らず、何かを続けるのって、大人でも難しいものですよね。でも、楽しいことほどやりたくなるものなので、筋トレにも「わくわく」をつくるのがおすすめです。
たとえば、サイズを測ることも「わくわく」の一つです。10代後半は筋肉が付きやすい時期なので、筋トレを1か月も続けると効果がサイズにも表れてくるはず。だから最初に「腕」「胸のまわり」「ウエスト」「太もも」などのサイズを測っておいて、1か月ごとに測り直してみる。すると、サイズを測るたびに「わくわく」して、きっと「今日もがんばろう」と思えるのではないでしょうか。
ぜひ、お子さまにも伝えてあげてくださいね。筋肉は裏切りませんから!
食事面からサポートを!
保護者のかたはぜひ、食事面から筋トレを応援してあげてください。基本的にはバランスよく食べることがいちばんですが、筋トレをしている時は、筋肉の材料になるたんぱく質を、積極的にとることが大切です。
肉類と魚類を中心に、「肉類」「魚類」「豆類」「卵」「乳製品」の中から毎食2種類ずつ、とるようにするといいですよ。
まとめ & 実践 TIPS
自宅でできる簡単な筋トレでも、毎日続ければ、かならず結果が出ます。そして、それを習慣にし、動ける体をつくることは、部活はもちろん、社会に出てからもきっと役に立ちます。
「高校時代が筋トレの始め時だよ」と、お子さまに伝えてあげてください。この機会に、親子で一緒に楽しんでもいいかもしれませんよ。(親は、老後の健康のためにも!)
■有賀先生の詳しい筋トレ記事(高校生向け)はコチラ。ぜひお子さまといっしょにご覧ください。
>>秘密の筋トレのススメ② その腕立てでは、二の腕ぷるぷるのまま!
>>秘密の筋トレのススメ③ そのスクワットはただ面白いだけ!
※この記事は公開日時点の情報に基づいて制作しております。
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