子どもから「みんな~だから」とお願いされたとき、どう対応したらいい?

「みんな持っているから」「みんな着ているから」「みんな行っているから」…お子さまの「みんな~だから」ほど、おうちのかたをモヤモヤさせる発言はないように思います。大人を翻弄するこの言葉が飛び出したら、どのように対応するのがよいでしょうか。

(赤ペン先生 河原)

この記事のポイント

「みんな~だから」は「とても興味がある」の言い換え

子どもたちの言う「みんな」は必ずしも「多数の人」を指してはいない、ということは経験上すでにご存じかと思います。だからといって「みんなって何人?」「みんなって誰と誰?」などと問い詰める必要はありません。
お子さまが「みんな~だから」と言うとき、それはそのことに「とても興味がある」という意思表示だと捉えるとよいでしょう。
子どもたちは、「みんな」を引き合いにだすと必ずリアクションがあることを無意識に知っているのです。
吉と出るか凶と出るかは読めないけれど、一か八かの勝負に出てみた。それぐらい欲しい、やってみたい、といったところではないでしょうか。
ですから「みんな」の部分はちょっと置いておいて、「お子さま自身が」なぜそれほど魅力を感じているのか、まずはその理由を掘り下げる手助けをしてあげるのがよいと思います。

「みんな~だから」以外の理由を探すことを教える

人の影響を受けるのは周りをよく見ている証拠でもあり、決して悪いことではありません。

でもいちばん大切なのは「自分はどう思っているのか」です。なぜ興味があるのか、どこに魅力を感じるのか、心の中をのぞいて「自分の考え」を見つけて話してごらん、と促してみましょう。
お子さま自身の考えを聞いたうえで、許可する、我慢させる、代替品を提案する、などを決められてはいかがでしょうか。認められないと初めからわかっている場合でも、お子さまの考えを一旦受け止め、なぜNOなのかを丁寧に説明してあげたらよいと思います。

スマホを欲しがったときは使い方を考えてもらう機会に

「みんな持っているから」とお子さまが欲しがる品物の筆頭はスマートフォンではないでしょうか。小学生からの所有率も上がっているので、「うちはどうしようか」と迷われているご家庭も少なくないと思います。
そこで「みんな持っているから」を合図と考え、スマホの使い方について事前に親子でじっくり話をされてはいかがでしょうか。実際に手にしてからでは、抗いがたい魅力を前に落ち着いて話をすることが難しくなります。「持たせてもよい」と思う時期が来るまでの間は、おうちのかたの考えを伝え、お子さま自身にもたくさん考えてもらって、スマホを上手に使うための準備期間とされることをぜひおすすめします。

まとめ & 実践 TIPS

「みんな~だから」に対して「自分はどう思うのかな?」という問いかけをくり返すことで、自分なりの考えを探す習慣がお子さまの中にもできていくのではないでしょうか。
たとえ希望が叶わなくとも気持ちは受け止めてもらえた。そう感じることが、「みんな」にとらわれ過ぎることなく、自由に考え判断できる力を少しずつ育んでいくように思えます。

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生歴8年。4年生担当。
高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり赤ペン先生に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。
趣味:読書とフルーツ酢作り
自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。
中高生三児の母。

プロフィール

赤ペン先生

赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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