「なんで?」には「なんで?」で返してもOK! 子どもからの質問への対応のコツ

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なぜなぜ期とも呼ばれる時期、「なんで?」「どうして?」と、毎日のように子どもに聞かれて、うんざりしているかたもいるでしょう。全部答えるのも大変、でも無視するわけにもいかない……。いったいどのように対応していけばよいのでしょうか?

この記事のポイント

子どもの「なんで?」はいつも真剣!

同じことを何度も聞いてきたり、大人からするとどうでもよい質問だったり……子どもの「なんで?」に、疲れてしまうこともあるでしょう。でも子どもは、別に大人を困らせようとしているわけではありません。興味があるから、疑問に思っているから、納得できないから、「なんで?」と聞きます。そう、子どもはいたって真剣なのです。

でも、正直言ってすべてに向き合っていくのは大変。答えられない質問もあれば、面倒に感じることもあります。そんな時には、どうやって対応していけばよいのでしょうか。

質問返しも上手に使って! 「なんで?」への答え方

子どもの真剣な質問には、真剣に返事をしてあげることが大切。でも、「真剣な返事」=「正解・真実」である必要はありません。子どもが納得しながら大人もラクになる、上手な答え方をご紹介します。

・ファンタジーな答えでもOK

たとえば、「雨はなんで降るの?」と聞かれた時。小さな子どもに対して、「空気中の水分がね……」と科学的な説明をする必要はありません。「雨が降るとカエルさんが喜ぶからじゃない?」といった、ちょっとファンタジーな返事でもOK。内容ではなく、保護者のかたが真剣に考えて答えてあげたことが重要です。

もちろん、年齢が上がるとその現象について疑問を持つこともあります。その場合は、本を見たりして自分で調べるように促してもよいでしょう。

・逆に質問してあげてもOK

「なんでだと思う?」と質問返しをするのもよいでしょう。そうすると、子どもは自分の力で考えようとします。思考力や想像力アップの効果もあるこの方法。「なんで?」に答えることがツラくなった時にも使えるので、保護者のかたにもおすすめです。

注意点は、子どもの出した答えを否定しないこと。正解や不正解は関係ありません。「〇〇ちゃんはそう思ったんだね」と受け止めてあげましょう。また、「ママはこう思うんだけど、〇〇くんはどうかな?」と保護者のかたの意見を伝えてあげるのもよいですね。

・わからないことは「わからない」でOK

大人だって、わからないことや悩むことはあります。そんな時は、「ちょっと難しくてわからないなぁ」と正直に伝えましょう。そのうえで、「〇〇くんはどう思う?」「今度一緒に調べてみようか」など、どうするか子どもと話し合ってみるとよいですね。

ちょっと面倒でも「何かを答えてあげる」ことが重要

「なんで?」と聞いてくる子どもは、今返事がほしいのです。「今すぐ知りたい」「今興味がある」から、大人の都合なんてお構いなし。何度も教えたことでも、もう一度聞きたい、知りたいから聞いています。だから、大切なのは「その場で何かを答えてあげる」ことです。

忙しい時、すぐに答えが出せない時もあるでしょう。そんな時は、それを正直に伝えればOK。「難しい質問だからゆっくり考えてみるね」「夕飯の準備が忙しいから、終わってからでいいかな」というように、何か対応をしてあげましょう。先ほど紹介した方法も使いながら、ちょっと面倒でも向き合ってあげることで子どもも納得します。

もし面倒でも、こういった言葉は言わないように注意しましょう。子どもの中のモヤモヤが解決しないので、「なんで?」攻撃がさらに激しくなるかもしれません……。

「なんで?」へのNGな回答

  • 「この前も教えたでしょ」
  • 「『なんでも』なの!」
  • 「変なこと聞かないの!」

まとめ & 実践 TIPS

子どもの「なんで?」はちょっと面倒ですが、それだけ好奇心旺盛ということ。質問返しも上手に使いながら、子どもの「なんで?」に向き合っていきましょう。大人も、当たり前だと思っていたことに疑問を持つよい機会かもしれません。

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