幼児の知育には積み木がおすすめ! 年齢別の積み木の選び方も紹介
- 育児・子育て
子どものおもちゃとして定番の積み木ですが、積み木は子どもの発達によいことがたくさん詰まった知育玩具なのです。積み木の魅力と、年齢に合った積み木の選び方を紹介します。
積み木は子どもの発達を促す知育玩具
積み木遊びには、子どもの発達を促してくれる要素がたくさん詰まっています。
- 何かをイメージする「想像力」
- 思い描いたものを形にする「創造力」
- 高さや奥行を理解する「空間認知力」
- 崩さないように積み上げる「集中力」
- 完成した時の「達成感」
- 「指先の力」「指先の器用さ」「握力」
こんなにたくさんの力が育つおもちゃは、なかなかないのではないでしょうか。シンプルな遊びだからこそ、身につくものが多いのかもしれません。
また、積み木は流行に流されません。丈夫なものを選べば、親から子どもへ、そして孫へと受け継いでいけます。時代が変わっても遊ぶことができる、息の長いおもちゃなのです。
年齢に合った積み木ってあるの?お子さまに合った積み木選びのポイント
積み木といっても、いろんな種類がありますよね。そこで、安全に楽しく遊べる積み木選びのポイントを、年齢ごとに紹介します。
・0~1歳
何でも口に入れてしまう時期なので、一番大事なのは安全性です。基尺(積み木の基本となるサイズ)が大きく、誤飲の心配がないものを選びましょう。角が丸くなっているものであれば、ケガもしにくいです。
このころは、手に持つ、舐める、積み木同士をぶつけるなど、多くても2、3個で遊ぶことが多いです。積み上げたとしても数個でしょう。ですから、積み木の数は少なくてOK。視力の弱い赤ちゃんでも興味を示すような、鮮やかな色のものもおすすめです。
・2~3歳
このころになると、積み上げて遊ぶことが多くなってきます。少し数を増やしてあげて、積み上げた満足感を味わえるようにしましょう。
でも、形の種類は少ないほうがおすすめです。直方体と立方体だけなど、シンプルな組み合わせにしてあげると積み上げやすいでしょう。「できた!」という経験がたくさんでき、自信ややる気がついてきます。物足りなくなってきたら少しずつ数や種類を増やしていきましょう。
・4歳~
ただ積み上げるだけでなく、建造物のようなものを作り始めます。上にも横にも広がっていき、子どものアイデア次第でいろんなものが作られるでしょう。「やりたい!」という気持ちを思い切り引き出してあげられるように、形の種類も数もしっかり増やしてあげると◎です。
このころになると、ケガや誤飲の危険性が減ります。ですから、基尺の小さいものでもOK。あえて面取りはしていないほうが、ピタッとくっついて高く積むことができます。
想像力を鍛えるにはシンプルなほうがおすすめ
積み木には、柄や絵が描いてあるもの、キャラクターデザインのものもあります。もちろんこれも楽しいですが、「想像力を鍛える」のであればシンプルなほうがおすすめ。昔ながらの木製の積み木などです。
色がなければ、自分の好きな色や柄をイメージすることが可能。同じ車の形でも、パトカーに見えたりタクシーに見えたり、お家の車に見えたりします。遊ぶ人によって、どんなものにも変化させることができるのです。
想像力を鍛えてあげたいなら、ぜひシンプルさにこだわってみてください。
まとめ & 実践 TIPS
積み木は決まった遊び方がないので、年齢を問わず長く遊ぶことができます。年齢ごとにおすすめの積み木はありますが、危険がなければこの形にこだわらなくても大丈夫。大容量のものを買っておいて、年齢が上がるにつれて少しずつ出していってあげるのもよい方法でしょう。
大人だって、やってみたらはまってしまうかもしれません。子どもの成長を感じながら、一緒に積み木遊びを楽しんでみてもよいですね。
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