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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
生活・健康・安全アドバイス - 睡眠
睡眠2歳6ヵ月
寄せられたご相談
昼寝前にも寝ぼけて泣くようになり、何を言っても泣きやまず困っています。どうしたらいいのでしょうか。
赤ちゃんのころから夜泣きはしていたのですが、最近昼寝前にも寝ぼけて泣くようになりました。寝ぐずりとは違い夜泣きのように半分寝ながら泣いているようで、何を言っても何をやっても泣きやまず困っています。
泣きながらあれをする、これをして、と叫んでいるのでその通りにしてもすべてイヤイヤと否定されます。どうしたらいいのでしょうか?
先生からのアドバイス
二瓶 健次 先生
寝ぼけて泣いているような場合は、何をしてもあまり効果はありませんが、一度完全に起こしてから再度寝かせると、寝てくれることがあります。
この年齢のお子さんにはよく見られる状況です。多かれ少なかれみなさん経験されていることでしょう。発達とともに自然によくなってくるもので基本的には心配のないものです。
寝ボケという状態はある睡眠の時期に起こるもので、半分起きて半分寝ているような状態です。この時期は泣いたり、声を出したり、歩き出したり、こちらの呼びかけに応答したりしますが、本人は覚えておらず無意識の状態です。そのままほうっておけばそのうちに寝てしまいますが、一度完全に覚醒させるとけろっとおとなしくなり、そのまま寝てしまうことがあります。
ふだんから睡眠の習慣をつけるために、夜は部屋を暗くして、テレビをつけっ放しにしたりしないで、落ち着いた環境で寝かせるようにしてください。
昼間は十分に遊ばせてテレビなどで怖い場面など見せないようにしてください。2歳くらいの子どもは、怖い場面を雰囲気として感じてしまうことから、その場では泣かなくても夜になって夜泣きの原因になることもあります。