-
総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
生活・健康・安全アドバイス - 睡眠
夜8時には寝るようにしていますが、睡眠中常に私の存在を確認していて、添い寝から起きると泣いて、夜中に2、3回は起きてしまいます。これで質のよい睡眠になるのでしょうか。
夜は8時には寝るようにしています。しかし睡眠中、常に私の存在を確認していて、主人の帰宅に合わせて添い寝から起きると泣き出します。
一番成長ホルモンが分泌されると言われる時間帯に2、3回は泣いて起きてしまうのですが、それで質のよい睡眠になっているのでしょうか。これで、ただ「早寝がよい」と言えるのでしょうか。昼間の生活は、4時間程度の外遊び、昼寝は2時間以内です。夜ぐっすり眠れるようにがんばっているつもりなのですが…。
基本的には睡眠の時間は足りているようですので、焦らず、時間をかけて睡眠の習慣をつけていきましょう。
睡眠時間、睡眠の様子はかなり個人差があるものです。昼間の生活が、外遊び・昼寝などで、十分できているようであれば、基本的には睡眠の時間は足りているといってよいでしょう。
睡眠の様子は、なかなか寝つかないタイプ、途中ですぐに起きてしまうタイプ、朝早くに目を覚ましてしまうタイプ、朝なかなか起きないタイプ、夜泣きをするタイプなどさまざまです。これらの睡眠パターンはこれまでの生活パターンによってつくられることが多いです。
夜型の家庭では晩ご飯の時間が遅く、テレビも遅くまでついていたり、寝室も遅くまで明るかったり、夜遅くに父親が帰宅して、子どもを起こしてしまうといった状況が長く続き、赤ちゃんも夜型になり、なかなか寝つけなくなったり、しばしば夜中に起き出したりします。
また、昼間、おうちのかたとふれあう時間が短いと、夜寝るときにおうちのかたとの接触を求めて、寝ているときでも接触していないと起きてしまうようなことがあります。
昼間のことを、夜寝てから思い出して起き出したり、夜泣きをしたりすることもあります。
ご質問の様子では、成長ホルモンの分泌障害で成長障害を起こしたとは考えられません。
睡眠のパターンはすぐに変化するものではありませんので、焦らずに時間をかけて生活環境を整えてあげるようにしてください。