言うことを聞かない幼児との買い物でイライラ……大事なのは「行く前」のお約束

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子連れの買い物って大変ですよね。周りのお客さんに迷惑にならないように、商品を傷つけないようにと、保護者のかたは気を遣っていることでしょう。そんな気持ちとは反対に、子どもは騒いだりわがままを言ったり……。どうしたら上手に買い物ができるのか、そのコツを紹介します。

この記事のポイント

「叱れない」「放置できない」……子連れの買い物は大変

お菓子売り場の前で、「これ買って!」とお子さまにせがまれて困った経験はありませんか?泣き出してしまうと、放っておくわけにもいきませんよね。「周りの目が気になって思うように叱れない」という保護者のかたもいるでしょう。子連れの買い物は本当に神経を使います。

子どもが言うことを聞いて買い物についてきてくれたらどんなに楽でしょう。そんな風に思っているかたに試してほしい、買い物のコツがあります。

「行く前」も重要!子連れで買い物をするときのコツ

買い物は行く前から始まっています。お店に入る前から意識して言葉がけをすることが、イライラせずに買い物をするコツです。

・なるべく混まない時間帯を狙う
まずは買い物に行く時間帯を考えましょう。子連れの買い物にハプニングはつきものです。もし大騒ぎになってしまったときに、大勢お客さんがいると気を遣いますよね。

空いている時間帯を選べば、その不安は減らすことができます。マナーを教えながらゆっくり買い物をしても、迷惑になりづらいです。気持ちと時間に余裕をもって買い物に行きましょう。

・行く前にお約束をする
お店に入る前に、お約束をしましょう。「お菓子は買わないよ」「買い物中は手を繋ごうね」と、お子さまに伝えます。「言うことを聞いてね」という曖昧な指示ではなく、具体的に伝えるようにすると効果的です。

あまり多いと覚えられないので、シンプルに1~2つくらいのお約束がいいでしょう。ダメなものばかりではなく、「お菓子は1個だけね」など嬉しいお約束も時々用意してあげると◎です。

・買い物を手伝ってもらう
保護者のかたに付いていくだけの買い物は、ちょっと退屈かもしれません。そんなときは、積極的にお手伝いをしてもらうといいでしょう。

「カートを押す」「商品をカゴに入れてもらう」「お金をトレーに置いてもらう」など、買い物中にできるお手伝いはたくさんあります。自分の役割ができると、お子さまも買い物に集中することができるでしょう。

・注意するのではなくお約束を一緒に確認する
お約束をしても、つい忘れてしまうことはあるはず。そんなときは、叱ったり注意したりするのではなく、一緒に確認してみましょう。「何てお約束したっけ?」と聞いてみることで、お約束を思い出して、自ら行動を変えるきっかけにもなります。

「お菓子は買わないって言ったでしょ!」とはじめから注意してしまうと、そのきっかけすら奪ってしまうかもしれません。「自分でお約束を守れた」という経験は、子どもの自信にもつながっていくはず。守れたときは、いっぱい褒めてあげてください。

もし言うことを聞かないときは毅然とした態度で

お約束をしたのに守れなかったときは、譲らないようにしましょう。たとえば、「お菓子は買わない」というお約束をしたのに、泣いて言うことを聞かない場合。保護者のかたが折れて買ってしまうと、「泣けば買ってくれる」という考えになってしまうこともあります。そうすると、また次も同じことを繰り返してしまうのです。

お約束は子どもだけのものではなく、大人と一緒に交わすものです。保護者のかたがしっかりと守ることで、その大切さを理解していきます。はじめはちょっと大変かもしれませんが、繰り返し教えていきましょう。

まとめ & 実践 TIPS

年齢が低いほど、子連れの買い物は大変でしょう。特に、2人以上のお子さまがいる家庭は手が足りませんよね。


そんなときは、他の家族のかたにお願いするなどして、余裕をもって買い物をするのも1つの方法です。ネットショッピングも活用しながら、子育て中の買い物を無理なく上手に行っていきましょう。

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