予約2年待ちの片づけアドバイザーが教える! 子どもが進んで片づけをするようになる「7割収納」

片付けのレッスンが2年待ちという人気の片づけアドバイザーの石阪京子さんは、収納スペースに7割までしかモノをしまわない「7割収納」がおすすめだといいます。
今回は、お子さまが自分で進んで片づけをする習慣が身につく方法についてお聞きしました。

お子さまと一緒に片づけをしてみよう

お子さまのモノを片づけるときは、保護者のかたがすべてやってしまうのではなく、一緒に考えながら取り組むようにすると、片づけをする習慣が身につくようになります。

たとえば、学習机の引き出しなどは、入っているモノを一度すべて出して、モノの住所を決めていきます。具体的には、勉強道具のチーム、お友達に手紙を書くための便箋、付箋などの文具、趣味のモノなどをチームに分け、チームごとに収納ゾーンを決めるのです。細かいモノは食品保存用袋に入れて収納すると、かさばらないので便利です。

この時、「これは何チームかな?」とお子さまと対話しながらできるといいですね。お子さまが答えられない時も怒らずに「お母さんもわからないから、どこに置いたらいいだろうね?」と一緒に考える姿勢を見せてあげてください。
勉強道具や洋服、おもちゃなど自分でしまえるスペースを作り、モノの住所を決めておくと、お子さまが自分で片づけられるようになります。

机の上を片づけておくと、学習にも取りかかりやすくなる

学習机やお子さまが勉強するテーブルの上には、何も置かないようにするのがおすすめです。机の上に1つでも何かが置いてあると、2個、3個と次々にモノが増えていってしまうものです。
勉強をしないときには学習道具をしまっておけるスペースを作っておくといいでしょう。勉強道具以外も同様で、勉強する前に片づけをしなければならないと、取り掛かりのハードルが上がってしまうものです。前編でも紹介した3割の空きスペースに、勉強した道具、勉強途中の道具をしまえるようにします。

リビングで学習する場合も、学習が終わったら子ども部屋やお子さま用のゾーンに戻すようにします。リビングに学習道具があると家族もくつろげませんし、食事の前に「どけなさい」と言われ続けるとストレスになりがちです。かごや箱に学習道具を入れて、家の中を持ち歩けるようにしておくのも一案です。

幼児期~小学校低学年はお子さまと片づけをする絶好のチャンス

保護者のかたが片づけをしていると、お子さまも自然とそれを真似したくなるものです。
また、子ども部屋に限らず、自分専用スペースがありそこにあるモノを管理させることで、自分のモノは自分で片づけるという習慣が身につき、自立心も高まります。
素直な気持ちで保護者のかたの言葉を受け入れることができる幼児期から小学校低学年の時期に、お子さまと一緒に片づけに取り組めるといいですね。

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プロフィール


石阪京子

片づけアドバイザー。宅地建物取引士。片づけレッスンの「ニューズスタイル」主宰。夫と経営する不動産会社「ニューズホーム」では建築設計にも携わる。「女性ならではの視点」を持って不動産業を営みながら片づけメソッドを完成させる。著書に『一生リバウンドしない!奇跡の3日間片づけ』『夢を叶える7割収納』(ともに講談社)がある。

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