成長の証である赤ちゃんの寝返りはいつから?練習方法はあるの?注意点は何?

赤ちゃんがうまく寝返りをするためのサポート方法とは?

赤ちゃんの首すわりが完了した段階で、寝返りをしたい様子を見せ始めたら、寝返りをサポートしてあげるのも良いですね。寝返りをしないことに不安を感じてしまう場合も、赤ちゃんに負担のない範囲でさりげなくサポートをしてみて様子をみてみるのもいいでしょう。
寝返りのサポートをする前にまず覚えておいて欲しいのが、赤ちゃんの寝返りの仕方です。大人の場合、寝返りは上半身をひねってから下半身をひねりますが、赤ちゃんの寝返りは反対です。下半身を先にひねり、その勢いを使って上半身もひねるということを頭に入れたうえで、次のようなサポートをしてみましょう。

足を持ってひねってあげたり、腰と背中を支えてあげたりする

赤ちゃんの寝返り練習の際は、まず体を横向きにするサポートをしてあげたうえで、うつ伏せにしてあげると良いでしょう。次の流れで行ってみてください。

  • ・赤ちゃんの片足を持ち上げて反対側の足のほうへ交差させ、体を横向きにする
  • ・上半身をひねってあげ、うつ伏せにする

だんだん運動能力が備わってきて、足を動かして下半身をひねろうとする動きが見られるようになったら、少しだけ手を添えてあげましょう。いきなり全部はできませんので、ひねろうとしている足を手助けするイメージでそっと寝返りしようとしている方向に押してあげましょう。
自力で下半身をひねることができるようになったら、今度は上半身に手を添えてあげます。そのように、徐々に自力で寝返りできるようにサポートしてあげましょう。

赤ちゃんのうつぶせ遊びの時間を作ってあげよう

赤ちゃんの寝返りをしたいという気持ちを高めるには、うつぶせになる楽しさを感じさせてあげるのもいいでしょう。うつぶせになると視界も変わり、よりさまざまなことへの興味が喚起されるはずです。まずは短い時間から、赤ちゃんをうつぶせにして一緒に遊ぶ時間を作れるといいですね。
ただし、うつぶせ寝はSIDS(乳児突然死症候群)や窒息事故の危険性があるため、赤ちゃんから目を離さないでよく注意して見守ることが大切です。

名前を呼んであげよう

赤ちゃんが寝返りをする方向から名前を呼んであげるのも効果的です。聞き慣れた大好きな保護者の声に反応して、声のする方向に視線を送ったり、体をひねったりすることで、寝返りの練習となるでしょう。

寝返る方向に好きなおもちゃをおいてあげよう

寝返りする方向に、好きなおもちゃを置いてあげるのもいいですね。大好きなおもちゃを手にしようと、体をひねったり、手を伸ばしたりするはずです。保護者の方がおもちゃを手に赤ちゃんの興味をひきつけて誘導してあげるのも良いでしょう。

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プロフィール



子どもの心身の成長に向き合う現場を20年以上経験するドクター。経験に加え、日本小児科学会専門医・指導医、日本小児神経学会専門医・指導医、日本てんかん学会専門医・指導医、と数多くの認定資格を所持し、日々、てんかんや熱性けいれんなどのけいれん性疾患、頭痛、発達の遅れ、脳性麻痺など、主に神経疾患のお子さんの診察を行う。東京医科大学主任教授としても、次世代の医師の育成に力を入れている。

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