保護者同士のお付き合い「プライバシーに踏み込まない」「相手を思いやること」が大事
成長とともに、子どもの行動範囲が広がります。それに伴い、保護者同士のお付き合いも広がります。子どもを中心とした大人同士のお付き合い。子ども同士のことにどこまで口を挟むのかなど難しそうですよね。保護者同士のお付き合いで心がけたいことや気をつけたいことはどんなことなのでしょうか?
保護者同士のお付き合いは距離感を保って
保育園、幼稚園へ行くようになったら、子どもに友だちができます。子どもと一緒にいる保護者たち同士が交流するのは自然な流れですよね。子どもの保護者同士は、ママ友とも呼ばれ、育児のことなどを気軽に相談できる仲間でもあります。子どもや育児の情報を共有できる仲間が近くにいると心強いですよね。
気が合えばママ友同士で仲良くなることもあると思います。しかし、気の合わないママたちもいるはず。そんな場合は、あくまでも子どものお付き合いの延長と割り切ることで、苦手なママ友とのお付き合いの辛さが少なくなるかもしれません。仲良くなれればよいですが、そうでない場合は、距離感を保つことが大事です。
連絡は取れるようにしておくのが安全
距離感を保っておいたほうがよい理由は、お互いのプライバシーを守るため。また、子ども同士の関係に必要以上に親が関わらないほうがよいということもあります。
たとえば、ママ同士は気が合わなくても子ども同士が仲がよい場合、自分が気が合わないからといって、子どもに問題がないのに「○○ちゃんと遊んじゃいけません」というのはNGです。
とはいえ、子ども同士が遊ぶ以上、お互い親同士はきちんと連絡が取れるようにしておきたいもの。子どものお友だちは近所に住んでいることが多いはず。子どもが親に黙って遊びに来ることもあるのでは。そんなときは、メールなどでひと言、「今、○○ちゃんはうちにいます」など、連絡を取り合うことで、相手の親も安心できますよね。
また、食物アレルギー問題などもあります。子どものアレルギーについて、知っていればいいですが、聞かされていないこともあります。勝手におやつをあげるのはよくありません。また甘いものはあげないという教育方針を実践しているご家庭もあります。保護者同士の面倒なトラブルに発展することも。注意しましょう。
相手が子どもでも、挨拶はきちんとしたいもの。保護者同士のお付き合いの延長だと思って、また、子どもたちのお手本になるような振る舞いを日頃から心がけておくことも大事です。
子どもを中心にした保護者同士のお付き合いでも、普通のお付き合い同様、相手の立場を思いやったり、プライバシーに踏み込まない、みんなと仲良くなれるわけではない…ことを覚えておくとスムーズにいくのではないでしょうか。