学童保育は3年生までの地域も。小学生高学年以降の放課後の過ごし方は?
働いている親にとって、放課後の子どもの過し方は悩むところではないでしょうか。学童保育に預かっているかたも多いですが、地域によっては、小学校3年までしか預かってくれない場合も。学童保育がなくなったあとはどうしているのでしょうか。
地域の児童館を利用する
子どもが小学校に上がって、ほっとすると同時に、放課後の子どもの過し方で悩むという働いている保護者も多くいます。保育園では、夕方まで預かってくれていましたが、小学校になると、それがなくなってしまいます。そのかわり、授業が終わったあとは学童保育があります。学童保育は、働いている保護者の子どもを夕方まで指導員が見守る保育事業の通称です。
しかし、地域によっては学童保育を受けられるのは、小学校3年生までというところも。小学校4年生からの子どもの放課後の時間をどうするか、保護者として悩ましいところです。小学校4年生以降、子どもを一人で留守番させるのは、心配というかたは、地域の児童館を利用してみるのもよいのでは。児童館は、児童福祉施設です。児童厚生施設で、子どもに健全な遊びを提供することで、心身の健康や情操を豊かにすることが目的です。
児童館の利用について
・年齢については、基本的に18歳未満のすべての子どもが利用することができます。
・専門の知識を持った指導員が子どもたちを支援してくれます。
・開館時間は施設や季節によって異なりますが、多くは9時~18時の間です。
・利用料金は無料。おやつ代などは別途必要です。
・利用登録は、必要なところと不要なところがあります。
地域や施設によって利用方法は異なる場合がありますので、近くの児童館でチェックしてみてください。
平日の夕方は習い事や塾へ通う子どもも
児童館へ行かせていないという子どもの場合、放課後は塾や習い事というケースも多いようです。放課後は、毎日塾と習い事でいっぱいという子どもも。家でダラダラ過してしまうより、活発に過すことができそうですね。
また、自治体による学童保育は小学校3年生までというところもありますが、民間の学童保育であれば、小学校4年生以上でも通えるところがあります。学区の縛りがないため、少し遠い場合もありますが、どうしても学童保育を受けさせたいというかたは民間を選ぶのもおすすめ。学習や習い事のプログラムが充実しているところもありますが、料金が少し高めです。
最近は、近居という考え方もあり、保護者のどちらかの両親の家が近い場合は、子どもの祖父母に見てもらうという家庭も少なくないようです。
小学校4年生以上になったら留守番をさせるという家庭も。自分のことは自分でやることが身につきそうですね。留守番をさせる際には、知らない人が来ても出ないなどの防犯のルールなどを決めておくと安心です。留守番のときにお風呂にお湯を入れてもらったり、炊飯器をセットしてもらうなどをお願いすることで、家族も少しラクになったり、お手伝いの経験にもなりそうです。
それぞれの家庭の考え方があるので一概には決められませんが、子どもにあった過し方を見つけられるといいですね。