歯医者さんもおすすめ!インフルエンザ予防は歯みがきで
インフルエンザが流行する季節。手洗いやうがいなどで予防対策されているかたも多いのでは。手洗いやうがいはもちろん大事ですが、インフルエンザ予防対策に歯みがきが効果的なのだとか。どうして歯みがきが有効なのでしょうか?
手洗い・うがい+歯みがきでインフルエンザ予防
インフルエンザ予防対策にワクチン接種や手洗い、うがいを励行しているかたは多いと思います。そのどれもインフルエンザ予防には大事なことなのですが、これからは歯みがきもプラスしてみては? 実は、歯みがきがインフルエンザの感染や重症化を防ぐということが2015年2月ごろ、話題になっていました。これは、口腔内の細菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素のプロテアーゼやノイラミニダーゼを出すため、口腔が不潔だとインフルエンザに感染しやすくなるというもの。要するに口腔ケアを行うことで、インフルエンザ予防ができる、というニュース(※)でした。
口腔ケアは、インフルエンザ予防だけでなく、免疫力が高まり、成人病の予防にもつながるそうです。昨今、成人病の低年齢化が問題視されていますが、歯みがきで健康対策もできそうですね。
インフルエンザを予防する口腔ケアのポイント
口の中に雑菌が増殖することで、風邪をひきやすくなるとか。そのためにも口の中を清潔にしておきたいものです。ポイントは、歯みがきをした際に舌も歯ブラシでブラッシングすること。舌は意外と汚れていて、舌の汚れが先にも説明した、インフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素のプロテアーゼを発生させるのです。
また、歯ブラシはどのくらいで替えていますか? 口の中には細菌がたくさんいます。当然歯ブラシにも細菌がついています。多くの場合、歯ブラシについている細菌は通常人の口の中にいるそれほど害のないものがほとんどですが、中には風邪などの病原菌やブドウ球菌などがついている可能性も。ひと月に1本を目安に交換すると口の中を清潔に保つことができますよ。
最後に、風邪予防としてメジャーなうがいは、塩水で行うのが効果的です。水道水だけでうがいするよりも塩が入ることで、殺菌効果が高くなるといわれています。コップ一杯に塩はひとつまみが目安。口の中を歯みがきとうがいで清潔にして、健康に冬を過したいものですね。
(※)保健指導リソースガイド